かつて「KAT-TUN」の一員として華々しくデビューし、順風満帆のアイドル人生を送っているように見えた田口淳之介だが、16年3月にジャニーズ事務所を退社。その後、大手レコード会社からソロデビューを果たすも、シングル、アルバム各1枚ずつリリースしただけで契約終了。多くの辞めジャニ同様、テレビの出演機会が激減し、19年には当時恋人だった女優・小嶺麗奈とともに法律違反の薬物所持で逮捕されている。
同じグループのメンバーだった田中聖ほどではないが、天国から地獄への転落を経験。そんな彼が海外で再起を図ろうとしている。
3日配信の「文春オンライン」は、タイで制作されるドラマ「Omakaseメニュー・ラック・タム・ジャイ・ター」の主役に田口が内定したと報じている。この作品は男性同士の恋愛を描いた〝BL(ボーイズ・ラブ)〟と呼ばれるもので、近年タイでは若い女性たちの間で社会現象になるほど人気があるという。
「タイのBLドラマは、甘いマスクの美男子が目白押しのイケメン祭り状態。日本はもちろん、アジア各国の女子の間でファンが急増中で、ツイッターで世界トレンド1位になった『2gether』のように欧米で大ヒットした作品もあります。ジャニーズ時代に王子様キャラだった彼は、BLドラマにはまさにうってつけの人材。現地ではここから次々と若手俳優がスターの道を歩んでおり、今回の出演を機にアジアの大物俳優へと駆け上がる可能性もあります」(バンコク在住ライター)
現在、タイのドラマは海外配信前提で制作される作品が多く、市場規模や予算などは日本のテレビドラマを上回るという。
「矢野浩二や木幡竜、福地祐介、ジョーナカムラなどアジア各国で活躍する日本人俳優は何人もいます。田口淳之介も今回の出演を機に海外を拠点に実績を積んでいけば、いつか金城武やディーン・フジオカのように日本に凱旋して活躍できる可能性もあると思います」(同)
田口にとってはまさに千載一遇の大チャンス。今回のドラマ主演が再起への足がかりとなるはずだ。