独立リーグMVP「第2のウォーカー」に阪神・岡田監督がロックオンか!

 今、米独立リーグで日本のプロ野球界がちょっとしたブームになっているという。
 
「米独立リーグで好成績を挙げた選手がNPBに売り込もうと躍起になっています」(米国人ライター)

 理由は簡単だ。米独立リーグ出身、巨人のアダム・ウォーカーが日本で成功したため。巨人入りが報じられたときは懐疑的な声のほうが多かったが、打率2割7分1厘、本塁打23は来日1年目の外国人選手としては合格点だ。しかも、米独立リーグ出身ということで、巨人サイドも年俸3400万円と“割安価格”で契約できた。「今後、NPBの渉外担当者も米独立リーグの調査に力を入れるのではないか」とも言われていた。
 
「米独立リーグ、アトランティックリーグのレキシントン・レジェンズに所属するコートニー・ホーキンスが阪神、巨人、楽天などのSNSやツイッターをチェックしているそう。ホーキンスは今季、打率2割9分8厘、本塁打48と無双の活躍ぶり。NPBに興味アリ、阪神に売り込みを掛けたとも聞いています」(スポーツ紙記者)

 アトランティックリーグはレベルが高く、巨人・ウォーカーの在籍していたアメリカン・アソシエーション同様、「MLBと大差はない」とも言われているそうだ。
 
「自ら売り込みを掛けた」という情報が本当なら、今オフの阪神は外国人野手の総入れ替えも囁かれているので、「格安契約も可能なホーキンス獲得」の流れになるかもしれない。しかし、こんな情報も聞かれた。

「ホーキンスは2012年、ドラフト1位でホワイトソックスに指名されたんです。全体でも13番目、将来を期待されていましたが、三振が多すぎてマイナーでクビになりました。その後、米独立リーグに行き、そこでの活躍が認められ、マイナーに復帰したものの、また米独立リーグに逆戻りです」(前出・米国人ライター)

 今年中に29歳になるという。ウォーカーも今年31歳なので、年齢は問題ないだろう。

「近年、NPBのコーチングでレベルアップし、MLBに帰還する選手が少なくありません。アラサーの年齢で米独立リーグからMLBを目指すより、海外プロリーグで活躍してMLBスカウトに認められたほうがメジャー復帰は果たしやすい。野球環境でも、米独立リーグよりもNPB二軍のほうが恵まれています」(前出・同)

 ウォーカーが成功したのはハングリー精神によるところが大きい。ホーキンス以外にもNPBに興味を持つ米独立リーガーは多いが、成功するにはウォーカーのように努力し続けるしかない。

(スポーツライター・飯山満)

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