フジテレビの宮司愛海アナの勢いがとまらない。10月から夕方の報道番組「Live News イット!」のメインキャスターに就任することが決まったが、これはフジの「元エース」で現在はフリーの加藤綾子の後継者となるだけに、局側の期待が大きいことは容易に想像できる。
宮司アナはこれまで、主にスポーツ畑で活躍し、今年4月3日までスポーツ番組「S-PARK」のメインキャスターを担当。21年の東京五輪、今年の北京五輪でも活躍。4月4日からは昼の報道番組「FNN Live News days」の月・火曜のメインキャスターを務めている。
9月5日配信の「スポニチアネックス」によると、「Live News イット!」のチーフプロデューサーは、宮司アナについて、「ひたむきな姿勢と明るい笑顔が魅力。読書家で非常に勉強熱心」と評価する。また、「視聴者の疑問を宮司さんがときほぐしていくことで、どこよりもわかりやすく発見観のあるニュースを目指していきたい」と語っていた。
一方、このところ影が薄く感じるのが同局の三田友梨佳アナ。15年3月から担当した情報番組「直撃LIVE グッディ!」で評価を高め、19年4月からは深夜の報道番組「FNN Live News α」のメインキャスターを務めている。
ところが、21年4月にフジの複数のアナウンサーにステルスマーケティング疑惑があることが報じられた。三田アナもその1人で、美容室で無料のサービスを受ける代わりに、店のSNSにヘアカット後の写真を掲載するなど宣伝に協力したことがステマにあたるのではないかと疑惑をかけられた。ただ、三田アナの場合は、知り合いの美容室で結婚祝いとしてトリートメントをサービスしてもらったとのことだった。
「それでも報道キャスターの名に傷がついたことには変わりありません。一方、宮司アナはステマ疑惑に名前は上がっておらず、これまでもスキャンダルらしいものは見当たらない。局が宮司アナを前面に出そうと力を入れていることは、三田アナもうすうす気がついているはず。宮司アナが夕方の報道番組で成功すれば、次は三田アナの『椅子』を狙ってくるでしょう。三田アナとしては報道のエースの座を死守するために、絶対に負けられないところです」(女子アナウォッチャー)
宮司アナが昼、夕方、そして三田アナの牙城である深夜の報道番組も制するか…。今後の2人の攻防に注目だ。
(石田英明)