「闇営業」問題で松本人志とは逆張りの持論をぶった太田光の深意とは?

 爆笑問題の太田光が、闇営業のパーティーで反社会的勢力から金銭を受け取っていた芸人たちを擁護してみせた。6月30日放送の「サンデー・ジャポン」(TBS系)にて太田は、問題となっている14年の忘年会について「詐欺集団が捕まる半年前ですよね?」と指摘。ホテルの大広間も借りていたことを挙げつつ、「そういうなかで何で、芸人だけが《こいつら反社会だ》って見抜いて拒否出来るの?」との持論をぶった。

 この発言には共演で女医の西川史子が「ちょっとかばいすぎですよ」と反論。「だってわかるじゃないですか、もし事務所を通してたら」と続け、問題の一端が事務所を通さない闇営業にあると強調した。

 しかし太田は構わずに「グレーだなと思っても、こいつら反社会だなって、芸人だけが判断出来るわけがないじゃない」と主張を曲げず、視聴者からも猛批判を浴びた。そんな太田の発言について、芸能ライターが首をかしげる。
 
「誰がどう聞いても、太田の反論が無理筋なのは明らか。宮迫博之らが吉本興業を通して忘年会に出席していたのであれば、宮迫らが叩かれることはなかったのは明らかですからね。しかも太田は、自分の妻が事務所の社長という立場を考えれば、闇営業を面と向かっては擁護しづらいはず。そこをあえて芸人擁護の論陣を張ったところに、なんらかのもくろみを感じずにはいられないのです」

 今回の闇営業問題を巡っては、吉本芸人の多くが宮迫らに猛省を促すメッセージを送っている。そのトレンドに太田は逆行しているわけだが、そこには太田なりの考えがあるのではないかと、先の芸能ライターは言うのだ。

「吉本芸人の重鎮であるダウンタウン松本人志は、今回の件について宮迫らを厳しく批判。6月9日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)では《お金が出てないとは思わない》と疑問を呈していましたし、宮迫らのギャラ受領が発覚した後の30日には同番組では《アイツはクビでいいんですよ》とまで言い放って笑いを取っていました。そんな松本の姿勢に結果的に太田が真っ向から対抗している形なのです」

 松本と太田の確執はつとに有名だが、「笑っていいとも!」(フジテレビ系)の最終回にて生放送のスタジオで共演を果たし、「世紀の和解」と見られていた。

「とはいえ、その後2人がプライベートをともにしたとか、共演OKになったという話も聞きませんからね。それゆえ今回の太田の“吉本芸人擁護”という松本の逆張りにも、何らかの思惑があるのでないかと憶測されているわけです」(前出・芸能ライター)

 果たして太田の真意はどこにあるのだろうか。

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