「バス旅Z」に映り込んだ奇跡!“失敗”は運を使い果たしたから?

 8月20日の「土曜スペシャル」(テレビ東京系)で「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」の最新回第19弾が放送され、田中要次と羽田圭介が番組を降板することとなった。

 バス旅Zには「通算成績が負け越したらクビ」というルールがあり、9勝9敗で臨んだ今回で失敗したので番組を降りることになったというわけだ。敗因についてはいろいろと挙げられているが、「余計な所で運を使ったからではないか」との声も一部から上がっている。

 その「余計な所」とは何か。鉄道ライターはこう指摘する。

「栃木県の矢板駅から野崎駅へと歩いていた時のことです。後ろに宇都宮線の線路が見えました。すると、貨物列車が通過していった。田中が『貨物』と声を挙げ、馬場典子が『電車って速いなー』とうらやましがりました。この貨物列車が実はレアなんです」

 鉄道ライターによると、それは列車番号「61レ」の貨物列車。EH500という電気機関車が牽引する。大阪の安治川口と盛岡を結び、貨物列車にしては珍しく「福山レールエクスプレス号」という列車名がついているという。

「21年に走り始めたばかりの新しい貨物列車です。福山通運専用の貨物列車で、貨車はすべて福山通運の名前が入った緑色。編成がきれいに見えるので、鉄道ファンの間で人気になっています。1日あたり上下がそれぞれ1便ずつしか走っていないため、見かけたらラッキー。バス旅Zの一行はここで運を使い果たしてしまったのかもしれません」(同)

 レアな貨物だとは元国鉄職員の田中要次も知らなかったに違いない。もっとも知っていたとしても、必死になるあまり気づかなかったことだろう。

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