先日、独立リーグ・栃木ゴールデンブレーブスに入団したお笑いコンビ・ティモンディの高岸宏行。今やお笑い第7世代を代表する芸人のひとりだが、高校時代は甲子園常連の四国の名門・済美(愛媛)のエース。09年の夏の県大会決勝では秋山拓巳(阪神)の西条に惜しくも敗れたが、その阪神とヤクルトからドラフト指名を打診されたほどの逸材だ。
しかし、その高岸にも負けず劣らずの才能と実力を持つと言われているのが相方の前田裕太。同じ野球部のチームメイトであることは広く知られているが、彼は大手野球用品メーカー「ZETT」が主催する高校球児を対象とした「アスリートテスト」で08、09年と2年連続で身体能力日本一に輝いている。
「通称ゼット測定と呼ばれるこの運動能力測定は、毎年6000〜7000人が受けていますがその大半は野球強豪校の球児たち。つまり、後にプロになった同年代の野球エリートたちを抑え、頂点に立ったフィジカルモンスターなんです」(スポーツ紙野球担当記者)
番組の企画や始球式ではいつもキャッチャーを務めているが、高校時代のポジションは投手。サイドスローのサウスポーで高岸同様、高校2年からベンチ入りしている。
大学進学後は野球から離れ、本格的なトレーニングは行っていないようだが20年にYouTubeでコラボした森本稀哲(元日ハムなど)との対決では見事打ち取っている。
「動画で投球を見ましましたが、かなり打ちにくそうなフォームです。基礎体力が極端に衰えていなければ、ワンポイントの中継ぎなら独立リーグでも十分通用しそうです」(同)
コンビで出演した24日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)では、高岸だけでなく松本人志や東野幸治、ゲストの西川貴教からも独立リーグ入りを薦められた前田。「そうなるとプロ野球選手ですから!」とやんわり否定したものの、本人にその気さえあれば欲しい球団はありそうだ。
「ただし、本人は27日配信の動画でプロ雀士を目指すと宣言。野球への愛情が失せたわけではないようですが、独立リーグでプレーすることには消極的みたいです」(同)
だが、プロ雀士の資格を持っている芸能人は意外と多い。コンビでプロ野球選手になったほうが希少性も価値もあると思うが…。