「シームレスせん」の新色を2年越しに報告、「象印」の神対応に称賛の声

 象印マホービン株式会社は8月5日、累計270万本を売り上げたステンレスマグ「シームレスせん」シリーズの新色を発表した。新たに追加されたカラーについて、同社のTwitterアカウントの“神対応”が話題となっている。

 同シリーズは“せん”と“パッキン”がひとつになった特殊な構造のマグボトルで、パッキンを外して洗う必要がないため、手入れがラクと好評。同社の大ヒットシリーズとなっている。この人気シリーズが9月1日よりラインナップを拡大。新たなサイズとカラーが追加販売されることとなったのだが、新色の追加には、あるユーザーからのかねてよりの希望があったようだ。

 ことの発端は2020年10月、同シリーズのカラー展開について「パープルがあったら即決なのに…」と同社への希望のコメントがTwitter上につぶやかれていた。投稿者の好きな男性アイドルのメンバーカラーがパープルだったことから、パープルの色展開を希望していたようで、当時、象印はこの投稿に「シームレスせんに興味を持っていただきありがとうございます!カラーについて貴重なご意見ありがとうございます」と返信していた。

 そのやり取りから約2年が経過した今月8日、象印は投稿者に対し「この度シームレスせんに新しいカラーバリエーションが仲間入りしましたので、リプライにてご連絡いたします」「(投稿者)様のご期待に応えられていたらよいのですが…!」と2年越しに返信機能で追加されたカラーバリエーションを報告。投稿者は希望したカラーが採用されたことに感激し「2年前にツイートしたこれ、象印さんがパープル採用してくれて今日リプいただいたんですけど、えっ?!?!本当に?!?!手厚すぎますでしょ!!!!」と喜びの声を投稿。現在の「いいね」の数は6万を超えており、投稿には《素敵なやり取りですね!》《象印さんの神対応、半端ないです!感動しました。象印さん激推しになりました》《象印さん素敵すぎる》《象印やるじゃん、3本買います。オタクの需要大事》《粋だな!自担カラーが出たとなれば買うしかない!》と、“神対応”を称賛する声があがっている。

 失言や誤爆で炎上した企業SNSの事例がいくつもある中で、消費者の希望に寄り添う象印の上手なSNSの使い方に拍手を送りたい。

(浜野ふみ)

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