長嶋一茂が「行動制限は必要ない」熱弁も、“リモート出演”に「説得力なし」の指摘

 元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂が7月15日、コメンテーターを務める情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)にリモート出演。新型コロナウイルス感染拡大を受けて「行動制限は必要ない」と強調したが、視聴者から突っ込みが入った。

 東京都のコロナ感染者数は3日連続で1万を超えた。7月14日の全国新規感染者数は10万人に迫る勢いで増加。政府は現時点では新たな行動制限は考えていないとし、感染対策と経済活動を両立する考え方を示している。

 行動制限について意見を求められた一茂は約2分間に渡り持論を展開した。まず「僕も行動制限は必要ないと思いますね。実際、経済ってコロナがあったり、ウクライナ(侵攻)があったり、円安からもインフレが起きていることで、生活がけっこう厳しくなってきていますよね。そんな中で行動制限すると、もっと厳しくなると思う」と行動制限に否定的な見解を示した。

現在、新型コロナは感染症法上の2類相当の扱いで、感染者は入院、外出の自粛、健康状態の報告などが求められている。それについては国内の製薬会社が開発した治療薬が実用化されれば、「2類を外す最大のチャンス」と指摘した。

 さらに、マスクや手洗い、ソーシャルディスタンスの基本対策の重要性を説き、「感染拡大、感染拡大と、あまり混乱しないこと」と警鐘を鳴らした。

「2分間に渡って珍しく冷静に持論を述べましたが、ネット上では〝行動制限は必要ないと言いながら本人はリモート出演〟〝リモート出演で行動制限しなくてもいいと強調しても説得力なし〟などと突っ込まれていました。リモート出演は番組の意向であり、一茂の要望ではないと思いますが、〝言行不一致〟と感じる視聴者もいたようです」(テレビ誌ライター)

 次回は堂々とスタジオで宣言してくれることを期待したい。

(石田英明)

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