罪悪感なく食べられる!? 構想8年!吉野屋「トクホの牛丼の具」の実力

 吉野家は7月11日、外食チェーンで初めて特定保健用食品(トクホ)の許可を獲得した冷凍牛丼の具「トク牛サラシアプレミアム」を同日より販売開始したと発表した。「食後高血糖を気にして丼ものから遠ざかっているお客様にも安心してお召し上がりいただける牛丼」だといい、ネット上でも期待の声があがっている。
 
「トク牛は構想から8年、申請から4年を経て、安全性や健康の維持増進に役立つ効果について国が審査し、消費者庁長官から表示許可を得たトクホに認定されたといいます。冷凍牛丼の具のタレにサラシアエキスのサラシノールを 0.5mg 配合することで、食後の血糖値上昇を緩やかにする効果が期待できます」(フードライター)

 これにネット上では、《ファストフードではなく、簡単かつ少しでも身体のことを考えたものを美味しく食べられれば罪悪感もなく、心が軽くなる》《ぶっちゃけ自分はメタボで食後の血糖値上昇が気になっていたから、こういう商品を出してくれるのはありがたい》《トクホの機能性検証を突破出来たのは素直に素晴らしい。こういった業界でも工夫をすればいけるという、パイオニアとして価値を示せたように思える》など称賛と期待の声が飛び交っている。

「吉野家はこれまでもサラシノールを配合した『サラシア牛丼』を販売してきましたが、トクホに認定されたことで需要の増加が期待できるでしょう。また、吉野家は『ベジ牛』や『ペプ牛』『GABA牛』など健康に配慮した数々の牛丼を販売しており、高タンパク質、低糖質の『ライザップ牛サラダ』は2カ月強で100万食を突破するなど、健康を気にする層に牛丼は受け入れられないという声を覆してきました。コロナ下では健康意識が高まっていることから、トク牛が大ヒットする可能性も十分にあると思います」(フードジャーナリスト)

 トク牛は1食505円で吉野家公式通販ショップやイオン、イオンスタイルで販売されているので、試してみては。

(小林洋三)

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