「遊戯王」作者が犠牲に! 日本沿岸で多数報告「人食いザメ」3種類

 アニメだけでなくカードゲームも国内外で大ヒットした人気コミック「遊戯王」。その作者で知られる高橋和希さんが7月6日、沖縄名護市の洋上で亡くなっているのを地元マリンレジャー関係者が発見した。
 
 遺体が浮いていたのは同市北東部にある安和海岸の沖合300メートル地点。9日配信の「文春オンライン」によると第一発見者は、「左の横腹が噛みちぎられていた」と証言している。損傷状況からサメに噛まれたと見て間違いなさそうだが、名護海上保安署は11日、高橋さんの死因は溺死だったと発表しており、亡くなったあとにサメに噛まれたとみられる。
 
「あの海域で以前からサメが確認されていました。昨年6月には駆除作業中のダイバーがサメに襲われ、頭と顔を噛まれる大ケガを負っています」(水産専門紙記者)

 実は、日本近海ではここ数年、サメの目撃情報が増加。昨年7月には茨城県、10月には愛知県でサーファーがサメに襲われ負傷している。

「今回のケース以外の死亡事故は過去10年間で17年に起きた2件だけ。しかも、これもサメの襲撃によるものなのか別の理由で亡くなった後に噛まれたのかは分かっていません。ちなみに日本近海に生息するサメのうち、人を襲う可能性が高いのはホホジロザメ、イタチザメ、オオメジロザメの3種類。沖縄周辺を除くと日本海側より太平洋側での目撃情報が多いことが分かっています」(同)

 なお、サメによる被害は日本だけでなく世界各地で増加傾向にあるという。

「米国では20年に1,000件以上の被害が報告されています。ただし、日本ではまだクマの被害のほうが多く、そこまで恐れる必要はありません。でも、朝方や夕方はサメの活動が活発になるので避けましょう。それと誰もいない場所を1人で泳いだり、大きな水しぶきを上げるのもやめたほうがいいです」(同)

 映画「ジョーズ」のようにビーチに現れることは滅多にないと思うが、ダイビングやシュノーケリング、サーフィンなどをする場合は細心の注意を払ったほうがよさそうだ。

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