6月18日に最終回を迎えるはずだったTBSドラマ「わたし、定時で帰ります。」。放送中に新潟県を中心とする震度6強の地震が発生したため、地震発生直後の22時26分頃にドラマは中断。改めて6月25日に放送されることになった。
同日同時間帯に日本テレビ系で放送されていた「幸せ!ボンビーガール」は、「わた定」より2分ほど遅れて番組を中断。どちらの局も地震および津波に関する緊急ニュース番組に切り替わった。
その翌日の19日、日本テレビ系「ズームイン!!SUPER」でのMC経験があり、新潟県魚沼市出身の大桃美代子が「新潟県震度6強」と題してブログを更新。その内容がちょっとした波紋を呼んでいる。
大桃は、「日本テレビはボンビーガールをやっていて、ずっとそのまま。『あれ?』と思ってNHKにしたら、『津波が来ます、逃げてください』と。テレビ放送の常識として、現在、震度3以上の場合はすぐに告知し、デスクなどの判断を待つのですが、昨日の日本テレビさんは、報道特番に切り替わるのが、他のテレビ局と比べて遅かったのが気になりました」「私がズームインでお世話になっていた時は、何処よりも、命に関わる情報を早く出す。。。を徹底して放送後の反省会でも情報共有と意識共有を行っていました。あの日本テレビが、、どうしたんだろう?という感じでした。そして、通常番組に戻るのも一番早かったのです。『え?もう情報おわり?』と。」などと、素朴な疑問をつづったのだが、これには多くの賛同意見が寄せられたようだ。
「おそらく日テレ上層部は大桃の指摘にギクリとしていることでしょう。さらに中断された『ボンビーガール』は再放送されるのか、6月20日現在、公式ホームページなどを探しても何の説明もなく不親切ですからね。ネット上では日テレへの不満とともに、大桃の指摘に賛同する声があがるという展開になっているのです」(女性誌記者)
2018年度まで5年連続で「視聴率三冠王」に君臨している日本テレビ。5月27日の定例会見で大久保好男社長は「4月以降、厳しい戦いになっている」とコメントしていたが、実はこういう小さなところから綻びは生まれるのかもしれない。