億万長者から一転、借金地獄となったしくじり漫画家がついにYouTubeデビュー!?

「幽☆遊☆白書」の作者である人気漫画家の冨樫義博氏が5月24日、Twitterを開設したことがネット上で話題となっている。

 冨樫氏は現在、週刊少年ジャンプに「HUNTER×HUNTER」を連載中だが、長期休載しており、再開を待ち望む愛読者の声が絶えなかった。しかし開設したTwitterで連日、原稿の進み具合と思しき原稿用紙に書かれたナンバーを投稿したため、ファンは大歓喜。フォロワーは1週間足らずで240万人を超えた。

 これまでは、漫画家と言えば表に出てくることは少なかったが、ネットが普及してからというもの、TwitterはもちろんYouTubeを始める漫画家も増えている。

 ライブドアブログランキングで常に1位をキープしている漫画家・まめきちまめこ氏や、昭和の男子たちをメロメロにした艶系ギャグ漫画家・えびはら武司氏も、自身のYouTubeチャンネルを開設し注目を集めている。

 そんな中、あの有名漫画家もついにYouTubeに参入したそうだ。

「平成初期に『つるピカハゲ丸』が大ヒットしたのむらしんぼさんです。ハゲ丸の後はなかなかヒット作に恵まれず、苦労した時期もあったそうですが、現在も『コロコロアニキ』のWEB版で連載するなど、漫画家として活躍しているようです」(コミック編集者)

 そんな彼がなぜ、遅咲きのYouTuberデビューすることとなったのか。似顔絵イベントにいたのむら氏に直接取材を申し込んだところ‥‥。

「漫画の仕事が年相応に減ってきたことをきっかけにYouTubeを始めてみました。これまでは漫画を描くことだけで自己実現を目指してきましたが、限られた残りの人生、表現者として YouTubeという時代のアイテムを活用しない手はない!『使えるものは何でも使う!それがつるセコ根性だ!』と、一念発起しました。まさにつるピカハゲ丸の作者ならではの人生哲学でございます(笑)。今後はオリジナル紙芝居を制作して、子どもたちに笑いと涙を提供したり、マンガ似顔絵師として全国を駆け巡ったり趣味のギターやウクレレなど、マンガ以外のジャンルの企画にも挑戦していきたいですね」

 66歳となった今も、漫画家の浜田ブリトニー氏らと「つるセコバンド」というユニットを組み、音楽活動も始めたというのむら氏。漫画にYouTube、バンド活動とその多彩ぶりにも注目だ。

(佐藤ちひろ)

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