女優の波瑠が7月スタートのドラマ「魔法のリノベ」(フジテレビ系)に主演する。5月25日、複数のメディアが伝えた。
「魔法のリノベ」は星崎真紀さんの同名漫画が原作。住宅リノベーションをテーマにした物語だ。波瑠は大手リフォーム会社からワケあって男だらけの工務店に営業職として転職してきた真行寺小梅を演じる。小梅とタッグを組むのは、俳優の間宮祥太朗演じる、バツ2で子持ちの成績が振るわない営業社員。〝住宅リノベで家や依頼人の心に潜む魔物をスカッと退治!”するという謳い文句で、2人の活躍が今から楽しみだ。
それにしても、女優・波瑠の近年の活躍は目覚ましい。15年後期の連続テレビ小説「あさが来た」(NHK)で主演に抜擢されると、翌16年には「世界一難しい恋」(日本テレビ系)のヒロインに。以降も、「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」(16年・フジテレビ系)、「あなたのことはそれほど」(17年・TBS系)、「未解決の女 警視庁文書捜査官」(18年・テレビ朝日系)、「サバイバル・ウェディング」(18年・日本テレビ系)、「G線上のあなたと私」(19年・TBS系)、「#リモラブ〜普通の恋は邪道〜」(20年・日本テレビ系)、「ナイト・ドクター」(21年・フジテレビ系)、そして今年1月期のナイトドラマ「愛しい嘘〜優しい闇〜」(テレビ朝日系)まで、毎年コンスタントに連ドラの主演を重ね、いまや主演女優の常連組だ。
とはいえ、「ナイト・ドクター」を除けば、近年の連ドラの全話視聴率は1桁止まりで、「視聴率女王」というわけでもない。ではなぜ、波瑠は主演の座を射止め続けることができるのか。一部ネットメディアによれば、〝朝ドラ女優〟という大きな勲章があるにもかかわらず、ギャラはリーズナブル。「あさが来た」以外では大ヒットした作品はなく、決まった役柄のイメージもない。そのため、どんな役でもオファーしやすいとのことだ。制作側にしてみればありがたい存在で今後も仕事のオファーは途切れそうもないが、気掛かりな点もあるという。
「裏表のない性格の良さでも知られていますが、反面ガンコな一面もあると言われます。19年12月配信の『デイリー新潮』が、波瑠がドラマの撮影現場で〝孤立〟していると報じました。なんでも、自分が主演なのに出番が少ないと『私を描ききれていない』と不満を漏らしたのだとか。ただ、彼女のマネージャーは同誌の取材に『プロデューサーや演出の方などに対して「ここはこうしたほうがいいのでは」と言うこともあり、熱くなっていたところを誰かに聞かれ、文句を言っていると思われてしまったのかもしれません』と証言していますから、疑問に思ったことを溜め込まずに直接ぶつけたのでしょう。そんなところも、裏表のない彼女の性格の表れでしょうね」(芸能記者)
直情的な部分は、住宅のように上手に〝リフォーム〟して、ゆとりある大女優に駆けあがってほしいものだ。
(石田英明)