デジタル庁がまたもメールミスで情報漏えい!「いつの時代の失敗?」と呆れ声

 デジタル庁は1日、メールを送信する際に入力欄を誤り5人分のメールアドレスを漏出させたことを明らかにした。同庁は昨年11月にも同様のミスから新聞記者ら報道機関担当者のメールアドレス約400件を漏出させていただけに、ネット上では批判の声が相次いでいる。

「同庁によれば、新型コロナウイルスワクチン接種の電子証明に関する問い合わせをしていた5人に回答を一斉送信した際に、本来であれば他の受信者のアドレスが見えない『BCC』に入力しなければならないところを、誤って『TO』に入力してしまい、受信した5人はそれぞれ他の受信者のアドレスが確認できるようになっていたといいます」(社会部記者)

 なお、漏洩した情報はメールアドレスのみで氏名などの情報は含まれておらず、すでに担当者が5人にお詫びと削除をお願いするメールを送信しているという。デジタル庁は「メール送信時の宛先設定の確認を徹底するなど適正な個人情報の取り扱いに努めていく」としているが、ネット上では《頑張ってる省庁の皆さんには悪いが、2、30年前のミスだと思う。この感じだと手入力もアホほどしてそうだ》《たぶん、メールを送った役人は一斉送信の仕方も知らなかったんだろうな》《こんなミス、今どき会社でもおこらないというのに国のデジタルを扱う機関がこれとは情けない》など厳しい声が相次いだ。

「デジタル庁もそうですが、今年1月には個人情報保護委員会が個人情報を漏出させたりと、行政機関のこうしたミスがあまりにも多すぎますね。ロシアのウクライナ侵攻で、ウクライナで『サイバー作戦』を展開するデジタル転換相ミハイロ・フョードロフ氏の活躍が大きな話題になっていますが、その一方で日本のデジタル庁では入力欄のミスで情報漏えいとは情けないにもほどがあります」(フリージャーナリスト)

 日本がサイバー攻撃を受けた時にデジタル庁は守ってくれるのだろうか?

(小林洋三)

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