4月7日(日本時間8日)に開幕するメジャーリーグに新たに乗り込むのは、広島からカブスに移籍した鈴木誠也(27)。オープン戦デビューが注目される中、妻で新体操元日本代表の畠山愛理(27)は、百戦錬磨の球団スタッフも舌を巻く交渉術を発揮、他球団にも剛腕が知れ渡っていた。
ポスティングシステムを利用し、5年総額8500万ドル(約101億2000万円)は、移籍1年目の日本人野手としては史上最高額。最大8球団が争奪戦を繰り広げた舞台裏を、メジャー担当記者が明かす。
「昨年、1回目のリモート交渉はロックアウトを見越して、各球団がざっくりと球団事情をプレゼンする程度でした。鈴木側も代理人と詰めていた条件として、試合への出場機会を得られること、ポストシーズンを争える強いチーム、家族が安心して暮らせる町などの要望を伝えています」
交渉の場の空気がガラリと変わったのは、球団側が同席していた愛理に話を振った時だった。メジャー担当記者が続ける。
「『奥さんも質問はありませんか』と球団関係者が聞くと、それまで口を挟むことなく静かにしていた愛理夫人が、立て板に水のごとく、英語で具体的な質問を並べ立てたそうです。日本の食材を購入できる店の場所とその鮮度、評判や日本人サークルの状況、州ごとに違う税金の手続きや物価、アパートメント事情、光熱費まで事細かに質問。時に面談相手が答えられず、『調べておきます』とたじろぐことも。振る舞いにも嫌味はなく、各交渉球団から感嘆の声が漏れるほどだった。『うちの渉外担当になりませんか』とジョークを飛ばす球団まであったと言います」
巧みな英会話で内助の功を発揮し、大型契約を勝ち取った愛理。鈴木の活躍次第で「美人すぎるメジャー妻」として、全米でスポットライトを浴びることになりそうだ。
「新体操時代から国際大会に出るたびに美貌が話題になりましたが、艶気は現役バリバリ。昨年秋にフィットネス雑誌『Tarzan』の表紙で大胆に背中を露わにし、警視庁の交通安全の撮影で着た警察官の制服姿をインスタグラムにアップ。コメント欄でフォロワーが〈逮捕されたい〉と連呼するほど、フェロモンが溢れ出ていましたね」(スポーツ紙記者)
日本屈指のスラッガーが妻に「主役」の座を奪われなければいいのだが。