「オイシックス」大量欠品問題が想起させたグルーポン“スカスカおせち”騒動

 食材宅配サービス「Oisix」の物流センターでトラブルが発生し、商品の欠品や遅延、さらには商品の入っていない空箱が届くといった報告がSNS上で相次いだ。運営元のオイシックス・ラ・大地は24日謝罪したが、ネット上では《グルーポンのバードカフェ謹製おせち超えの衝撃》などと、驚きと批判の声が殺到している。

 同社の発表によれば、24年に新たな物流センター「OisixNew 海老名ステーション」への移転を予定していたそうだが、コロナ禍で需要が急増。そこで予定より大幅に前倒しして22年1月18日に物流センターを移転したというが、「計画や判断の甘さがあり、初日に大量の商品が想定していなかったタイミングで同時に入荷があったことなどから受け入れが混乱」、さらには「実際の在庫とデータ上の在庫が一致しないといった事象が多く発生したため」スタッフが手作業で出荷作業を進めたところ出荷が遅れ、欠品や空箱を送るといったミスが多発してしまったっという。

 これにネット上では、《急遽手作業になったから欠品が増えたは理解できるけど、空箱のまま送ったはまったく意味が分からない》《食材が入ってない空箱を送るって、グルーポンのバードカフェ謹製おせちを完全に超えてる》など驚きの声が相次いでおり、「現時点では不安定な要素が未だあり、問題の収束をお約束させていただける状態にはない」としながらも引き続き出荷は続けるという同社の対応にも《いったん配送は中止して体制を立て直すべき》《もう少し問題が整理されるまでやめた方がいい》といいた指摘も相次いでいる。

 今後も配送ミスが続かなければいいが…。

(小林洋三)

ライフ