《不要不急の都道府県間の移動は極力控えてください》
新型コロナの感染拡大を受けて、全国の自治体が県またぎの移動自粛を呼びかけている中で放送された「有吉の夏休み2021 密着77時間」(フジテレビ系)。9年目を迎えた夏の恒例番組は夏の北海道を舞台に、有吉弘行と気心の知れた仲間たちが珍道中を繰り広げた。
オンエア中に「出演者・スタッフは全員PCR検査を行い自治体のガイドラインに基づき感染対策を徹底し撮影しております」とのテロップで“安心・安全”を強調していたが、ネット上では《大勢引き連れて北海道にコロナを持ち込まないでほしい》という道民と思しき人の意見や《コロナ禍で放送する意味あるのか?》《みんな我慢してるのにテレビだけは特例ってことか》などと否定的なコメントが殺到。一方で《PCR検査しているんだし、これがダメならテレビは何もできなくなる》《『有吉の夏休み』を批判するような卑屈な人間にはなりたくない》などと擁護派の意見もあり、賛否分かれる事態となっていた。
「ロケは8月3日から行われていたようですが、8月1日には全国知事会が、都道府県境をまたぐ旅行については《原則中止・延期を!》と呼びかけていたので、局独自のルールではセーフでも、否定的な意見が出るのは仕方ないところ。とはいえ、視聴者の大半はそうした事情もくみとって、豪華なグルメやアクティビティを疑似体験して楽しんでいたようです」(ネットウォッチャー)
そんな大所帯の特番で大不評を買ったのがニセコでラフティングを楽しむシーン。藤田ニコル、フワちゃん、たんぽぽ・川村エミコ、小嶋陽菜の4人が有吉ら男性陣の前で水着姿を披露した。そこでひときわ注目を集めたのがリボンのついた黒い水着を着用した小嶋陽菜。バストの盛り上がりが際立ち、ウエストも引き締まっているように映ったが、有吉は「また太りました?」とイジり、小嶋は「年1のチャンス!」とうまく切り返して笑いを誘っていた。
「ラフティングでチーム分けをする際に、有吉が真っ先に一軍として指名したのが藤田ニコル。続けて平成ノブシコブシの吉村崇とフワちゃんを自分と同じボートに招き入れました。残ったのが、とにかく明るい安村とたんぽぽ・川村、小嶋という“2軍”のメンバー。『なんでですか?』という小嶋の問いに、有吉は『全員デブ!』とバッサリ。小嶋は納得のいかない様子でした。案の定、ネット上では《こじはるがデブ認定されたらうちらはやっていけない》《今の時代に頭ごなしにデブとは…時代錯誤も甚だしい》と、デブ発言が大炎上していました」(前出・ネットライター)
コロナ禍の“大名旅行”は許容できても、ストレートすぎるデブ発言が、こじはるのファンや体型を気にする女性視聴者からブーイングを浴びたのは当然の結果かもしれない。