女優の二階堂ふみと小芝風花が窮地に立たされた。ともに7月期のラブコメディドラマに主演しているが、大苦戦していると7月17日配信の「日刊ゲンダイDIGITAL」が伝えた。
二階堂主演の「プロミス・シンデレラ」(TBS系)は7月13日にスタートし、初回の世帯平均視聴率は7.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)。同作で二階堂が演じるのは、不貞した夫に離婚を告げられ、無一文、無職、宿なしになったアラサーバツイチ女子。俳優の眞栄田郷敦扮する金持ちでイケメンだが、性悪の高校生と、金と人生を賭けたゲームを繰り広げるラブコメだ。
一方、7月6日に放送開始した小芝とSexy Zoneの中島健人がW主演の「彼女はキレイだった」(フジテレビ系)は、初回の世帯平均視聴率は7.6%。小芝が演じるのは、かつて優等生美少女だった無職の残念女子。中島扮する太っちょ少年からイケメンの〝最恐毒舌〟エリートになった男性とのすれ違う恋を描くラブコメだ。
「日刊ゲンダイDIGITAL」によると、キャストの組み合わせや既視感のあるストーリー展開に問題があるかもしれない、とのこと。理由はどうあれ、二階堂も小芝もスタートダッシュは数字的にはよくなかった。だが、もっと悲惨なラブコメもあった。
「女優の比嘉愛未が主演の『推しの王子様』(フジ系)です。7月15日放送の初回の世帯平均視聴率は6.0%と爆死レベル。苦戦している『プロミス・シンデレラ』『彼女はキレイだった』にも及びません。適応障害で降板した女優・深田恭子の代役で、緊急登板したという気の毒な背景もありますが、ちょっと数字的には物たりません。本作は比嘉が演じるゲーム会社の社長が、俳優の渡邊圭祐扮する無作法で無教養、無気力な青年を理想の男性に育てるラブコメ。ネット上では、比嘉が演じる女社長がどハマりだという評価もされていますが、厳しいスタートとなりました」(テレビ誌ライター)
どれも内容は面白そうなラブコメだが、視聴率的には笑えないようだ。
(石田英明)