女優の芳根京子が今年4月期のドラマ「半径5メートル」(NHK)でチーフ演出を担当した映画監督の三島有紀子氏と対立したことを7月1日発売の「週刊文春」が伝えた。いったい、何があったのか。
記事のメインは芳根が自身の名義で約5000万円のローンを組み、実家の建て直しをしているという親孝行話。だが、それ以上に目を引いたのが、三島氏との対立だった。「半径5メートル」での三島氏の演出に芳根は疑問を抱き、ストレスが溜まっていたという。ついに2人は第2話でのラブシーンを巡って対立。三島氏は3話目から演出を外れたというのだ。
芳根は仕事に対して〝頑固〟な面がある。2019年12月配信の「ORICON NEWS」で芳根は「私は結構頑固なところがあるんです」と告白。続けて「現場で監督がOKと言ってくださったら、それが正解だと思っています。ただ、自分のなかで引っかかる部分があったら、それはしっかり伝えようと心掛けています」と仕事に妥協しないことを打ち明けた。
自分が疑問に思っていることはスタッフにぶつける。それがときとして対立を生む原因かもしれない。かつて芳根の素直な感情は担当マネージャーにもぶつけられていた。
「17年3月放送の『あさイチ』(NHK)に芳根が生出演しました。過去を振り返り、デビュー当初はあまりやる気がなかったそうです。見かねたマネージャーから『今、お前が辞めても事務所に何も損も得もない』と言われ、芳根はカチーンときて『だったら私が辞めたら困るくらい大きくなって、辞めてやるー!』と思ったといいます。売り言葉に買い言葉でしたが、そこから芳根はやる気が出てきて、仕事も楽しくなったそうです」(芸能記者)
半径5メートル以内に入ると一触即発の危機もあるが、芳根はうまく糧にしているようだ。
(石田英明)