4月12日にスタートした女優・芳根京子の主演ドラマ「それってパクリじゃないですか?」(日本テレビ系)。第1話の平均世帯視聴率は6.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)と低空スタート。4月19日放送の第2話は4.5%、26日放送の3話は4.3%と右肩下がりで、爆死の予感を漂わせている。
同ドラマは、奥乃桜子さんの小説「それってパクリじゃないですか?〜新米知的財産部員のお仕事〜」が原作。芳根演じる中堅飲料メーカー勤務の新米社員が、知的財産権をめぐって奮闘する痛快オフィスドラマだ。
視聴者の感想としては「堅苦しい話だと思ったけど、かなり面白かった」「ストーリー展開もテンポも良く、最後まで楽しめた」「今後の展開が楽しみです」と評価は上々。一方、ネット上には「芳根京子はカワイイけど華がない」「主演が大根で地味」というシビアな評価もチラホラ。
視聴率低迷の原因が、さも芳根の演技力にあるかのような意見だが、それは全くの見当違いだ。4月12日配信の「WEBザテレビジョン」によると、芳根は〝オーディション荒らし〟の異名を取っているという。「同じオーディションに芳根さんがいると、全部持っていかれる」と参加者が嘆くのだとか。ただ本人的には「結構落ちている」といい、実際、朝ドラのヒロインオーディションに3度落選。しかし、4度目の挑戦で2016年10月からの朝ドラ「べっぴんさん」(NHK)のヒロインの座をつかんでいる。
持ち前の演技力で「それパク」の復調にも期待したいが、下手をすると〝ヒロイン失格〟の烙印を押されかねないピンチを迎えているという。
「芳根にとって『それパク』は、18年放送の月9ドラマ『海月姫』(フジテレビ系)以来、5年ぶりの民放キー局での連ドラ主演となります。『海月姫』は全話通じての平均世帯視聴率は6.1%で、現時点で月9史上ワースト1位。放送は序盤とはいえ、今のところ『それパク』の視聴率は、『海月姫』のペースを下回っています。このままいけば、『海月姫』よりも悲惨なことになるかもしれません」(テレビ誌ライター)
〝オーディション荒らし〟の真骨頂を見せてほしいものだ。
(石田英明)