「赤木ファイル」スルーの昭恵夫人、SNS更新で炎上翌日に大絶賛の怪現象

〈茜ちゃんの接客、最高でした〜! #分身ロボットカフェ〉6月26日、カフェで給仕するロボットの写真とともにそんなコメントを自身のインスタグラムにアップした、安倍晋三前首相の妻、昭恵さん。昭恵夫人がインスタを更新するのは、2月23日以来4カ月ぶりとなるが、

「分身ロボットカフェというのは、ALS(筋萎縮性側索硬化症)などの難病や、重度障害で外出困難な人々が、分身ロボットを遠隔操作し、サービススタッフとして働く実験カフェのこと。今月21日に東京・日本橋に常設店がオープンしたので、どこかのタイミングでカフェを訪れたのだと思われますが、なにせ更新したのが、『赤木ファイル』が公開されて大騒ぎになっている最中ですからね。さっそくSNS上では《このタイミングで久しぶりのブログ更新?本当にこの人は何も考えてないんだな》《少なからず自分が関与しているにも関わらず、この人本当にヤバイかも》といったコメントであふれ、大炎上となってしまったわけです」(全国紙社会部記者)

 周知のとおり「赤木ファイル」とは、学校法人「森友学園」への国有地売却をめぐり、改ざんを苦に命を絶った近畿財務局の元職員・赤木俊夫さん(当時54歳)がまとめた文書のことだが、

「赤木さんの奥さんが国を訴えた裁判で、ファイル開示を求めたことで、財務省がようやく黒塗り付きで文書を開示したのが24日のこと。しかも、外国特派員協会で会見した奥さんによれば、昭恵さんとはLINEでつながっていて、『安倍首相の体調が悪くなった時に、お身体大丈夫ですか?という質問には、ありがとうございます、との返事が返ってきました』と語っています。ところが、その後LINEで、ファイルがあったことを昭恵夫人に伝えたところ、以降は『既読もつかなくなった』といいます。当然、このエピソードで安倍夫妻に対する疑念が再燃していたのですが、昭恵さんがインスタを更新したのはその矢先のこと。内容はともかく、なぜこのタイミングで更新したのか。真意のほどは測りかねますが、未だ謝罪すらない昭恵夫人の言動に対し、批判が高まったことだけは間違いありません」(前出の記者)
 
 ところが、である。26日の投稿で大炎上した昭恵夫人が、なんと翌27日にもインスタを更新。今度は、《熊本のブリーダー崩壊で保護されたらしい推定5才のダックス(オス)が新しい家族になりました!名前はロンです》と、写真とともに家族となった愛犬を紹介。するとSNS上では前日とは正反対に《素晴らしい!成犬を引き取るなんて、なかなか出来ることではありません。一つの命がまた幸せになることを願ってやみません》《愛犬家として一匹でも救われた事実には疑う余地なし!昭恵さん、偉い!》《素晴らしいことですね。影響力は大きい方にこそ、この分野でもっと注力してほしいです》と、保護団体をはじめ、多くの愛犬家たちから称賛の声が上がることに。前出の社会部記者が語る。
 
「子供のいない安倍夫妻は、ミニチュアダックスフントの愛犬を、本当の子供のように可愛がっていたのですが、今年1月に亡くなりました。昭恵さんは2月23日の投稿で、《ロイ、19年6ヶ月の命を全うして天に召されました。今日は49日で納骨》と報告。以来、インスタを更新していなかったため、一部ではペットロスを心配する声もあった。そんなこともあり、今回新しい家族として『保護犬』を迎え入れたという知らせに、フォロワーから称賛が相次いだのだと思います。ともあれ、炎上から一夜明けて称賛というのは、実に珍しいケースですね」

 これも、その一挙手一投足に注目が集まる昭恵夫人ならでは、というわけだが、ならばこそ「赤木ファイル」についても、きちんと受け止めてほしいと思うのだが……。

(灯倫太郎)

ライフ