体力に自信がない御仁に向けて前出の編集スタッフがオススメするのが、警備員だ。観光地と同じく、多くの来場が予想されるショッピングモールでも、警備員の増員は緊急課題。
「8時間じっと立っているのはキツいかもしれませんが、それだけで1万円ももらえる楽な現場もあります」(編集スタッフ)
ふだんは常勤や長期の募集が大半を占めているが、この機会に短期の警備員デビューも悪くないかもしれない。
ネットを活用すれば副業の選択肢はさらに広がる。
「今、我々配達パートナー(ドライバー)の間で『令和ボーナス』の期待が高まっているんですよ」
とは、ネット出前配達サービス大手「ウーバーイーツ」を活用している男性配達員だ。緑の大きなバッグを背負って自転車やバイクを走らせるドライバーの姿は都市圏ではすっかりおなじみだが、はたして、彼の言う「令和ボーナス」とは?
「この仕事は基本的に完全歩合制なのですが、雨の日や、お客さんからの注文が殺到する時間帯には、報酬がアップする『ボーナス』が発生する仕組みになっているんですよ」
前代未聞の大型連休に、配達員たちの期待が高まるばかりだという。
「そこで、なにかと出前を取る機会が増える今回のGWは『平成から令和になる10日間、ずっとボーナスの状態が続くに違いない』と噂されているんです。実際にそうなれば、日当2万円も視野に入ってきます。ライバルの配達員たちが帰省などで不在となれば、よけいに荒稼ぎできるとみています」(男性配達員)
登録はいたって簡単。事前の手続きで専用の配達バッグを受け取れば、好きな時間に好きなだけ働くことができるという。
配達員に続いて観光ガイドはどうか。活用するのは、観光案内マッチングアプリ「ルートトリップ」だ。
「現地を案内してほしい人」と「案内することで報酬を得たい人」を結びつけてくれるのがこのアプリ。以前から導入しているという商店街関係者いわく、
「通常でもたいてい時給1500円以上なので、この10連休なら3000円も期待できそうだ」
ガイドというと、専門的な知識が求められるかと思いきや、
「地域の名所を案内するといったオーソドックスな観光案内だけでなく、外国人観光客向けに、一緒に地元の居酒屋で飲むだけのコースもあり、かなりのニーズが見込めます」(商店街関係者)
たとえ「モグリ」でも、酒好きには魅力的な副業になるはずである。