3月29日、かねてからパニック障害の治療をしていたKing & Princeのメンバー、岩橋玄樹がグループ脱退と同時にジャニーズ事務所退所を発表した。ジャニーズ事務所は3月末にもTOKIO・長瀬智也が退所し、契約解除ラッシュに歯止めがかからない。
その流れはジャニーズだけではなく、吉本興業ではオリエンタルラジオ、キングコング・西野亮廣、アミューズでは佐藤健、神木隆之介、ONE OK ROCK、オスカーでは米倉涼子、剛力彩芽、堀田茜など広がる一方だ。
そして、次に退社ドミノが懸念されているのが老舗芸能事務所のホリプロだという。ホリプロには綾瀬はるか、深田恭子、石原さとみ、竹内涼真、高畑充希などそうそうたるタレントが名を連ね、独立騒ぎが起きる気配などなさそうだが…。
「その予兆はすでに起きています。今までホリプロは育てたスターの力でテレビ局と強力な繋がりを持ち、他のタレントたちをバーターで次々と番組に送り込み、事業を大きくしたという一面があります。しかし、このところの番組改編では船越英一郎が出演していた『ごごナマ』(NHK)が終了したほか、山瀬まみが出演していた『天才!志村どうぶつ園』『火曜サプライズ』(共に日本テレビ系)などがなくなっています。また、コロナ禍でテレビ番組の予算は大幅に縮小しており、バータータレントは真っ先に切られる傾向にある。ホリプロの契約は給料制と歩合制を選択できるといいますが、和田アキ子や石原さとみがそうであるように、多くが給料制を選ぶという。つまり、あまり仕事をしなくても困窮することがないのですが、結果的に、売れっ子のギャラが売れてないタレントの給料を補填する形になるため、それが逆に売れっ子には不満要素となりうる。ホリプロはインセンティブ等も手厚いとはいえ、独立したほうが得だと考えるタレントが出てもおかしくないわけです」(芸能関係者)
令和となり、芸能界のパワーバランスも変化していくのだろうか。