「仮面女子」が渋谷区議に上位当選で、アイドルの政治参加が増える!

 4月21日に投開票が行われた東京・渋谷区議選で、アイドルグループ「仮面女子」の元メンバーで、東大生アイドルの“桜雪”として活動していた橋本ゆき氏が当選。55人が出馬するなか、2376票で全体4位という高得票となった。そんな橋本氏の当選劇について、芸能記者が指摘する。
 
「今回の当選について芸能関係者の間では、彼女なら当然という空気がありました。というのもアイドルと議員は意外に親和性が高いからです。議員は人前に立ち、握手して回るのが大事な仕事で、しかも弁が立たないとなりませんが、これらはすべてアイドルと共通する資質。それに人気アイドルは人を惹きつけるカリスマ性を備えていますし、ファンの若者たちは政治への感度も敏感になっています。それゆえ実績の良く分からない現職議員に投票するより、人となりの分かっているアイドル候補に投票したほうが有意義だと考えても不思議はないのです」

 それに加えて橋本氏には東大卒の肩書もあり、“アイドルに政治は理解できない”という偏見とも無縁だ。そんな橋本氏の後を追い、今後も地方議会でアイドル出身議員が増える可能性は十分に高いという。芸能記者が続ける。

「かつては水物と捉えられてきたアイドルですが、ここ数年は現役大学生アイドルの就職活動で、アイドル活動が決してマイナスにならないケースが増えています。見知らぬ人とでも会話を盛り上げられたり、団体活動に長けている点を採用側が評価するようになり、なかにはアパレル会社や広告代理店に入社するケースもあるほど。それに加えて昨今は“若者の政治参加”が進んでおり、自分たちの声を議会に届けようと考える層も増えました。そうなると地方議会では当確ラインが1000票台のケースも多く、無党派層の若者パワーだけで十分に当選可能。次回の2023年統一地方選挙では、“若者代表”としてアイドルの当選が激増しそうですね」

 なお地方議員に立候補できる“ 被選挙権”は25歳以上。議員になりたいアイドルには、長年にわたって活動を続ける覚悟が必要になりそうだ。

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