ももクロに囁かれるあげまん説、球界・芸能界のモノノフが大活躍!

 米大リーグのヤンキースから楽天に復帰した田中将大投手。東日本大震災からちょうど10年となる今年、年俸9億+出来高の2年契約という日本球界最高の待遇で、およそ8年ぶりに古巣に帰ってきた。

 マー君といえばももいろクローバーZの大ファン、いわゆる「モノノフ」だ。渡米した年から登場曲はすべて書き下ろされたももクロの応援ソングで、初陣のデビュー曲「My Dear Fellow」以降、「勝手に君に」「GET Z, GO!!!!」「何時だって挑戦者」「吼えろ」「背番号」で登板している。過去の全作を収録した新アルバムが2月24日にリリースされたが、タイトルはズバリ「田中将大」。ジャケット写真は、楽天の本拠・楽天生命パーク宮城で田中をメンバー4人が囲む5ショットだ。

”アスリートモノノフ”のなかでも田中は別格だが、他球団にもモモクロファンは多い。同じく登場曲を提供されたのは、福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐。推しは、18年にグループを卒業してシンガーソングライターに転向した有安杏果だった。

「柳田は、ももクロが16年にリリースした16枚目のシングル『ザ・ゴールデン・ヒストリー』のカップリングソング『伸ルカ反ルカ』を登場曲としてプレゼントされました。歌詞に出てくる『フルスイング』は、本人たっての希望です。この前年(15年)には、ヤクルトの山田哲人と共にトリプルスリーを達成。その言葉が、『ユーキャン新語・流行語大賞』で年間大賞を受賞しています」(スポーツ紙記者)

 チームメイトの石川柊太、千賀滉大とは“鷹のモノノフトリオ”。石川は、あーりんこと佐々木彩夏のファン。登場曲は16年から一貫してももクロだったが、19年にはついに佐々木からソロ楽曲「仕事しろ」を提供された。アルバムまでリリースされる田中の足元には及ばないが、柳田とは”1曲タイ”で並んだ。

 令和初のノーヒットノーラン・投手3冠王を達成した千賀は、百田夏菜子を推す。17年には、百田のイメージカラーの赤色に四つ葉のクローバーをあしらった特注グローブで登板している。

「阪神のドラ1・佐藤輝明選手は高城れに推し。公式グッズに身を包んでライブに“参加”しており、今でも練習前にはももクロソングを聴いて、気分を高揚させるそうです」(前出・スポーツ紙記者)

 芸能界ではかつて、ももクロと共演した芸人が次々と売れていくジンクスがあった。永野やメイプル超合金・安藤なつ、千鳥・ノブなどは共演後にブレイク。東京03・飯塚悟志は「ももクロChan」(テレビ朝日系)に“通りすがりのおじさん”の役割で声だけの出演だったが、最近はCMタレント、俳優としてマルチに活躍。03はライブチケットがもっとも取れないトリオ芸人となり、無料でコントが見られる公式YouTubeチャンネルは飛躍的に視聴回数を伸ばしている。

 国民的ガールズアイドルグループのももクロ。今では芸人のみならず、球界のあげまんともなったようだ。

(北村ともこ)

エンタメ