写真の城の名称がわかりますか?「日本城郭検定」で城文化を学ぶメリット

 先日、最終回を迎えたNHK大河ドラマ「麒麟がくる」。その世界観を引き立たせていた要素のひとつが「城」。ドラマ終盤では、織田信長がどんな思いで安土城を築いたのか、そのこだわりと荘厳な造営が描かれて話題となりました。

 日本にはかつて2万5000以上の城があったとされています。読者の皆さんが生まれ育った地元にも、城が存在していたかもしれませんね。

 今回、ご紹介するのは「日本城郭検定」。城の名称や歴史、建造法など幅広い知識をはかります。この検定の主催元である日本城郭協会は、5年前から城の総合イベント「お城EXPO」の運営を手がけていることでも知られています。

 それでは例題を見てみましょう。

〈問1〉かつて富山県の和田川付近に築かれた「続日本100名城」のひとつで、現在は落語家の春風亭昇太氏が名誉城主を務めている城といえば、【1】高岡城、【2】富山城、【3】増山城、【4】安田城のうちどれ?

〈問2〉写真の城は【1】松本城、【2】名古屋城、【3】小田原城、【4】熊本城のうちどれ?

 実際の試験でも四者択一方式で出題されます。例題の答えは〈問1〉が【3】、〈問2〉が【2】。余談ですが、〈問1〉の答えの増山城跡は、私の地元である富山県西部では定番の遠足コースになっていて、県民には馴染み深い行楽地です。

 検定ランクは4級から1級(凖1級含む)までの5段階。難易度的には、公式テキストや参考資料をしっかり勉強すれば、2級までならどうにか合格できるかもしれませんが、準1級や1級となると、かなりの狭き門と言えます。

 私は運よく1級に合格できましたが、公式テキストにも載っていないマニアックな問題が出題されるため、過去数年分の問題をチェックするなど、しっかりと対策を練っておかないと厳しいでしょう。

 城は根強い人気を誇る観光資源。最近、私も金沢城を見に行きましたが、その造りはまさに要塞。展望台から一望すると、改めて石垣の高さに圧倒され、「この城は絶対に落とせないだろうな‥‥」と感じたものです。

 城ファンの中には、城巡りのために日本全国を旅行する人もいますし、前述した「お城EXPO」はライブ配信も含めて大盛況だった模様。それほど城は魅力あるコンテンツということなのでしょう。

 城の知識を深めれば、大河ドラマや時代劇映画が今まで以上に楽しめる上、接待などのビジネスシーンにも生かせるでしょう。クライアントと出身地の話題になった際、相手の地元にある名城の魅力について語ることができれば、喜ばれるはず。商談をスムーズに進められるかもしれません。

 あるいは、新たなビジネスとして城関連のグッズ販売や動画配信サービスを始めてもいいでしょう。とくにコロナ禍でなかなか訪日できない海外の親日家に向けて、城の魅力を伝えることで、大きなビジネスにつながる可能性もあります。

 日本独自の文化である城を極めてみませんか。

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鈴木秀明(すずきひであき)/81年生まれ。東京大学理学部、東京大学公共政策大学院を経て資格アドバイザーに。取得資格数は約700。

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