名女優・寺島しのぶ「ベロベロチュー発言」の裏にあった“更年期”との闘い

 現在、大ヒット公開中の「ヤクザと家族 The Family」に続いて、今春には「キネマの神様」と、話題の出演作が立て続けに公開される寺島しのぶ(48)。大女優の貫禄すら漂う彼女に、“異変”がささやかれている。

 コトの発端は1月24日放送の「ワイドナショー」に出演した際、

「(コロナ禍による濃厚接触を避けるため)ラブストーリーなんかでも、それこそベロベロチューもなくなって、見つめ合うだけになっていくのでは…」

 と発言。公共の電波で、アラフィフ女優が「ベロベロチュー」と言ってのけたとあって、瞬く間に話題となった。それだけではない。松本人志(57)が監督を務めた映画「R100」にも出演していた寺島は、女王風の衣装を着た時の裏話も暴露。

「衣装合わせでちょうど授乳中ですごい巨胸だった。はじめ監督が用意されていた衣装がすごくタイトで細身の感じで、バストを見た瞬間に『これで』と換えてくださった」

 と話すと、松本は「暴れまくるシーンやったんですけど」「正直、若干見えていたので、それもCGで消しました」と、突起部が露出していたエピソードを公開した。

 これに対して寺島は、「見えていたんじゃないの。出ちゃったんです。監督からカットがかからなかったらやり続けます」と、女優魂を見せつけた。

 映画ライターが言う。

「寺島さんは昔から屈指の“ベッド女優”と知られていて、日本の映画界にとっては貴重な存在。彼女の性的シーンは実に文学的で、情緒もあるんです」

 とくに艶っぽさ全開で話題となった映画が、2003年公開の「ヴァイブレータ」と、2006年公開の「愛の流刑地」だ。

「『ヴァイブレータ』では、長距離トラック運転手との行きずりの恋に落ちていく女を熱演。トラック車内でまぐわうシーンも見事でしたが、もっとも生々しかったのは、我慢できなくなった寺島が自分で自分を慰めるシーン。さらに『愛の流刑地』では、首を絞められながら絶頂に達するきわどいシーンに挑み、彼女のファンを騒然とさせました」(前出・映画ライター)

 そんな寺島は今年1月発売の「女性自身」のインタビュー記事において、自身に降りかかった「更年期症状」について告白。

《もう48歳になるから更年期になる時期ですよね。怒りっぽくてふだんから異様にテンションが上がってしまって。これを芝居で使いたいと思うくらい、沸点に到達するのが早かった》

 こんな異変を察知し、長年ともに暮らしたペットを失ったショックもあってか、ひどい頭痛や倦怠感にさいなまれたという。コロナ禍で家族のストレスもたまり、《家族では癒されない》ような状態に陥っていたと、症状との闘いの日々を語った。

 やはりストレスや悩みは体を張った名艶技で発散させるタイプなのだろうか。コロナが収束したら、ファンのためにも、「ベロベロチュー」どころかさらに過激なベッドシーンを披露してもらいたいものだ。

(降矢公平)

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