「教場2」の不可解演出に大ブーイング!要因は伊藤健太郎の電撃降板に?

 伊藤健太郎が演じるはずだった“暴走男”はいつ出るの? そんな思いを抱きながらテレビの前で釘付けになった視聴者は多かったかもしれない。

 トラブルに屈することなく再撮影を経て、1月3日から2夜にわたって無事に放送された木村拓哉主演の「教場2」(フジテレビ系)。前編、後編ともに13%を超える高視聴率をマークしたことで、キャストやスタッフはホッと胸を撫でおろしていることだろう。

「やはり主演の木村さんが年末年始にフジの番組に出ずっぱりだった番宣の効果が大きかったかもしれません。しかし、昨年は前編が15.3%、後編が15.0%で、今年にいたってはコロナ禍の自粛要請期間だったことから、さらなる上積みが期待されていたそう。木村さん以外にも、生徒役の濱田岳さんや上白石萌歌さん、副教官役で愛欲シーンを披露した松本まりかさんと、主役級のキャストをそろえただけに、物足りない数字かもしれません」(フジテレビ関係者)

 実際に「教場2」の“高視聴率”を伝えるネットニュースのコメント欄には《前作のほうがはるかに面白かった》といった声とともに、《眞栄田郷敦は濱田岳の耳に接着剤でイヤホンつけてそれっきり?ただのサイコじゃん》《爆弾の材料になるような備品を盗んだ生徒2人のうち1人は退校で1人はお咎めなし?意味わからん》《時系列がぐちゃぐちゃになってストーリーが入ってこなかった》といった不可解な演出を指摘する声が殺到していた。

「とくにブーイングが集中したのが、伊藤健太郎さんが演じるはずだった199期の生徒・出馬求久に関するエピソード。ジャニーズWESTの重岡大毅が代役を務めましたが、検問の実習中に、出馬が車のハンドルを握って警察学校の総代(首席)を争うライバルを車で轢くという衝撃的なシーンがオンエアされました。その後、出馬は自責の念に駆られて寮の屋上から飛び降り自死を図るのですが、一命はとりとめ、ドラマの終盤では車いす姿で再び警察学校に戻る決意を表明していました。これには《さすがに仲間を轢いたやつは警察に戻れないだろ》《わざと轢くのはひき逃げよりもタチが悪い。復帰させんなよ》といったコメントが殺到していました」(ネットウォッチャー)

 ひき逃げ運転による逮捕劇から芸能界復帰を目指す伊藤健太郎の姿とかぶらなくもないが…。

「昨年11月に発売された『女性自身』の記事によれば、問題となった検問の“暴走シーン”で伊藤健太郎さんはスタントマンを使わずに自分で運転したそう。その後、ひき逃げ事件を起こして、そのシーンは再撮影となったのですが、さすがに代役の重岡さんに運転させるわけにはいかない。スタントマンやエキストラの手配などで撮影スケジュールは大混乱。結果的に、編集の時間が大幅に削られ、スタッフはギリギリまで編集作業に追われていたようです」(前出・フジテレビ関係者)

 放送後は木村拓哉演じる“風間教官”のトレンド入りがニュースになっていたが、伊藤健太郎が警察の厄介にならなければ、もっと違った内容になっていたかもしれない。

(石川ともこ)

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