ノートルダム大聖堂の焼失がアメリカ映画で予言されていた!?

 フランス・パリのノートルダム大聖堂にて4月15日夕方(現地時間)に火災が発生し、世界遺産の大聖堂が炎に包まれる様子が世界中に向けて報道された。象徴的な尖塔が崩壊するなど大きな被害を受けたものの、大聖堂内に保管されていた数々の美術品や聖遺物などは無事だったようだ。

 日本では今回の火災を受け、昭和25年に放火により焼失した金閣寺(鹿苑寺)を思い起こした人も少なくない。その一方で、とあるアメリカ映画でノートルダム大聖堂の焼失を予言していたとの話題が広がっているという。映画ライターが指摘する。

「04年公開の『ビフォア・サンセット』はパリを舞台に、偶然の再会を果たした男女の1日を描いた作品。この作中で主人公とヒロインはセーヌ川の観光ボートに乗り、ノートルダム大聖堂に差し掛かります。ここでパリ在住のヒロインが『ノートルダムもいつかはなくなってしまうのよ。昔は別の教会か聖堂が同じ場所に建っていたの』と語るのです。このセリフは9年ぶりの再会を果たした相手に、人はいつまでも同じではいられないということを遠回しに伝えるものでしたが、今回の大聖堂火災を機に、欧米の映画好きを中心にこのシーンが再注目されています」

 主人公を演じたイーサン・ホークは「キル・ビル」で知られる女優のユマ・サーマンと結婚していたが、「ビフォア・サンセット」の公開直後に離婚。その原因はヒロインのジュリー・デルピーと親密になり過ぎたからと噂されていたという。二人が仲睦まじくしている様子の写真が広まっていたほか、サーマンとデルピーは犬猿の仲だったと言われており、この噂は広く信じられていたようだ。

 だがこの件に関して主人公役のホークは、自宅で雇っていたベビーシッターと不貞していたと告白。離婚の原因はヒロインのデルピーではなく自らの不貞が理由だと明かし、共演相手との噂を火消しする形となった。よもやノートルダム大聖堂の焼失を予言した映画の主人公が火遊びで離婚していたとは、なんとも皮肉な話ではないだろうか。

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