東京大学などの研究チームが12月1日、収入が低い人ほど異性との恋愛に関心がなくなる、いわゆる“草食系男子”になりやすい傾向にあるという研究結果を明らかにしたが、ネット上では《そんなの当たり前だろ!》とのツッコミが殺到している。
「研究チームによれば、18〜39歳の男女1万人以上を分析したところ、交際に関心がない男性の年収は300万円未満が76.4%に上っていたといいます。これまで男性の草食化は、ジェンダーフリーな教育や食生活の変化による動物性たんぱく質の摂取量の減少などが要因に挙げられていましたが、“収入の低さ”も大きな要因のひとつとなっていることを示しています」(ITジャーナリスト)
これにネット上では、《年収300万円以下の男性と付き合ったり、結婚したいって女性は少ないだろう。恋愛しづらい環境なら当然ながら関心もなくなるでしょ》《研究しなくてもわかるわ(笑)。お金がないと精神的な余裕もないしね》《年収300万以下じゃ自分の生活のことだけでいっぱいいっぱいだろうな》など、“さもありなん”とする意見が相次いだ。
「収入の低さが草食化の原因というのは何となく誰もが思っていたことですが、改めてデータで実証されたということでしょう。新型コロナウイルスの感染拡大による倒産や雇用の減少が起きているので、今後はさらに恋愛に興味を持てない草食系男子が増えていくと思われます。それが原因で少子化が進行する可能性もありますし、日本の経済はますます厳しくなっていくかもしれません」(経済ライター)
男性の草食化を止めるためには経済の立て直しをするしかない?
(小林洋三)