昨年のカレンダーが高く売れる?「JA共済」「伊藤忠」の非売品が続々お宝化

 いよいよ12月に入った。ボチボチ恒例の「粗品」が届き始めたことだろう。そう、企業が配る来年のカレンダーだ。毎年、我が家に飾るものは自腹で購入するから、無料の企業カレンダーは他人にあげている……。そんな人は今年から悔い改めるべきだという。

「11月中旬から『ヤフオク』では来年の企業カレンダーの出品が増加。タダの品物が売れ始めるのです」

 と話すのは、ヤフオクウオッチャー。続けて売れ筋をこう解説する。

「なんといっても、芸能人が起用されたカレンダーです。出品が増えているのが21年のJA共済卓上カレンダー。人気者の有村架純と浜辺美波がそろっていますから、現在は2000円前後で落札されています」

 なにも美女のカレンダーは来年のものである必要はない。ウオッチャーが言う。

「昨年や一昨年のもの、もしくは飾ったあとでも売れます。特に女性芸能人の企業カレンダーは、その傾向が顕著です。伊藤忠商事が毎年、作っているポスター型の和装カレンダーというのがありますが、一昨年の吉岡里帆バージョンの落札価格が1500円。来年の今田美桜バージョンは1600円です。ほぼ同額で売れていますからね」

 他にも自動車メーカーや航空や鉄道会社など、乗り物が写っている企業カレンダーも人気だという。根強いファンやマニアに受けるモノ・ヒトが起用された非売品は高値がつきやすい。これが企業カレンダーで儲けるポイントなのだ。

マネー