日本ハムの斎藤佑樹投手が11年目となる来季も現役を続行すると報じられ、多くの野球ファンを呆れさせている。新婚で臨んだ今季は初の1軍登板ゼロに終わり、3年連続未勝利という10年選手ではほぼ有り得ない記録も残す有様となった。
「なぜ斎藤が一向にクビにならないのかを巡ってファンの間では議論が噴出。球団側が未だに客寄せパンダとしての集客力に期待しているという意見に加え、後輩の清宮幸太郎内野手らとともに『早稲田閥』の優遇を疑う声もあります。いずれにせよ、来季以降に斎藤の完全復活に期待しているファンはほぼ皆無な状況です」(スポーツライター)
ともあれプロ10年で通算15勝という乏しい実績しか残せていない選手が未だに話題になること自体、斎藤の人気を証明していると言えそうだ。しかし集客力や話題性という面では残念ながら、球団側が期待するようなレベルはもう維持できないというのである。
「昨季も2019年11月10日に現役続行が伝えられ、多くのファンが呆れ果てました。その時に比べて今回は、斎藤の話題に食いつく人が3倍近くも増えているのです。これが斎藤への高まる批判を反映しているのは確実でしょう。そもそも8月27日に週刊文春が『ハンカチ王子引退へ』というスクープを掲載した時には、今回の現役続行報道に比べて検索回数は5割増もの数字に。いまや野球ファンの興味は《斎藤佑樹はいつ辞めるのか》という点に集中しており、ネット上では“客寄せパンダ”の役割を果たしながらも、グラウンド上でチームの戦力となるのを期待するのは厳しいかもしれません」(前出・スポーツライター)
今後、斎藤がいつ現役続行を断念しても、大きなニュースになることは間違いなさそうだ。
(北野大知)