引退後もやまぬ誹謗中傷、木下優樹菜さんのSNSで燻り続ける“疑惑”とは?

 元タレントの木下優樹菜さん(32)がインスタに綴ったコメントが、またネット民をザワつかせている。

 木下さんは9月27日、インスタグラムのストーリーズを更新。繰り返されるSNS上でのバッシングについて《こんなに辛いのに生きてるってなんだろう。とかなんで生きなきゃいけないんだろうとか、ふとした瞬間にもうぜんぶやーめた。つかれた。てどうしようもないきもちになるんだ》《いまだに×ねだとかたまぁに言ってくる可哀想な人いるけどさ、全部情報開示 以上》と法的措置も辞さないとの意向を示した。

 木下さんが、実姉が勤務してたタピオカ店店長に、暴言と受け取れるDMを送ったことなどをきっかけにして、芸能活動自粛を余儀なくされたのは昨年11月のこと。

「その後、木下サイドもいろいろ動いたようなのですが、タピオカ店と和解にいたることはできませんでした。今年7月には芸能活動再開を発表したものの、やはり、準備や根回しが十分とは言えず、結果、5日後には芸能界からの引退を発表。520万人のフォロワーを持つインスタのアカウントを引き継げれば安泰との打算もあったようですが、事務所側からの通達で削除しなければならなくなったようです」(女性誌記者)

 そして、9月1日に新アカウントを開設。フォロワー数は約40万人(10月4日現在)に激減したとはいえ、インフルエンサーとしては合格点と言えるだろう。ところが、そんな新しいインスタでさりげなく紹介されている商品に対し、SNS上では「あれって、ステマじゃないの?」という声が上がっているのだ。

 ネット広告に詳しいライターが説明する。

「ステマとは、ステルスマーケティングの略語で、企業から金銭を受け取っているにもかかわらず、あくまで中立的な立場を装い良い口コミや良い評価を行うもので、わかりやすく言えば、“ヤラセ広告”のこと。そのため、影響力のある芸能人やインフルエンサーなどがSNSや情報メディアで商品を紹介する場合は、『#PR』『#AD』といった表記により、SNSへの投稿やブログの記事が企業広告であると明記する方法が取られているんです」

 日本で「ステマ」という名称を知らしめたのは、芸能人が業者から金銭を受け取り、本当は落札していない商品を落札したとブログに投稿し、社会問題となった「ペニーオークション詐欺事件(通称ペニオク事件)」だが、

「この事件により、大炎上して表舞台から姿を消した芸能人インフルエンサーもいましたし、ステマを働きかけた企業の評判も著しく低下しました。さらに、場合によっては景品表示法違反になる可能性もあります。SNS歴も長く、インスタ慣れしている木下さんでさえも、疑惑がささやかれるほどですから、さらなる注意が必要かもしれませんね」(前出・ライター)

 SNS上では、こうしたステマ疑惑の再燃や誹謗中傷に対する法的措置宣言を受けて、《だったら、SNSなんて辞めたら?》《一般人になったんだし、なんでそこまで発信したがるの?》という声が噴出しているが……。前出の女性誌記者が言う。

「たしかに、タピオカ騒動の発端もSNSですし、離婚や引退劇の後もあれこれ誹謗中傷を受けて、情報開示の告知、さらにはステマ疑惑まで……。そう考えると、やはり、木下さんがSNSに振り回されているという印象はぬぐえません。ただ、彼女も離婚し、芸能界を辞めた以上、生活のためにはほかの収入源を確保しなければならない。つまり、今後もSNSからは離れられない状況にあるということです」

 9月2日には東京地裁でタピオカ店オーナーを原告とした、損害賠償訴訟の第1回口頭弁論が開かれ、今後、木下さん自身も出廷する可能性もあるというが、新たなインスタで「タピオカ騒動」の終結が綴られる日は近い!?

(灯倫太郎)

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