芸能界“コロナ残酷物語”「アイドルはパパ活」「中堅芸人はUberEats配達員に」

 JR東日本が2021年3月期の連結業績予想として純損益が4180億円の赤字となる見通しを発表し、東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドが約4000人いる正社員と嘱託社員の冬のボーナスを7割カットするほか、ダンサーをはじめとした一部の契約社員に配置転換を要請し、合意できなければ退職を促していることが報じられるなど、新型コロナウイルスは大企業をも蝕んでいる。

 コロナ禍の影響は当然、芸能界にも色濃く及んでおり、「芸能人はもちろん、芸能事務所や映画会社、レコード会社、イベント会社のスタッフに至るまで経済的に大きなダメージを受けています。とくに悲惨なのが舞台やステージを中心に活動している役者やミュージシャン、お笑い芸人で、ろくに飲食店などのアルバイトもできない状況ですからね。そこそこ名の知れた中堅お笑い芸人なんかもUberEatsで日銭を稼いでいました」とはバラエティー番組を手掛ける放送作家。

 最近では徐々に舞台公演やコンサート、イベントなどが再開されつつあるものの、ソーシャルディスタンスの確保の観点から、本来の半分ほどしか客を動員できず、さらに会場でのクラスターを恐れて客足も遠のいていることから、まだまだ正常化には程遠い状況だという。

 そうした中、人気芸人やタレント、俳優が数多く在籍する芸能事務所Xに関してはこんな情報も…。

「Xは最近バラエティーで引っ張りダコのお笑いコンビや情報番組でもコメンテーターとして活躍する人気タレントを抱えているので一見,景気がよさそうにも思えますが、大所帯であることに加えて、コロナの影響で会社が得意としているイベント営業の仕事がほとんどなくなっている影響が大きく、台所事情はかなり厳しいようです。ここに来て30人近くのスタッフをリストラしたのですが、それでもまだまだピンチは続いており、『次はタレントのリストラが既定路線』と言われています」(前出・放送作家)

 また、アイドル業界に詳しい芸能ジャーナリストもこう語る。

「ライブの物販などで収益をあげてきたアイドル業界は、給料制を採用する事務所が多かったのですが、ここにきて完全歩合に切り替える動きも見られます。結果、定期収入を失った地下アイドルが“パパ活”などに走るケースもあり、コロナの影響が本格化するのは、これからかもしれません」

 いまだ終息の兆しを見せないコロナ禍だが、芸能界のクライシスはこれからが本番なのかもしれない。

エンタメ