ロンブー亮は戻れても…YouTuber宮迫博之のテレビ復帰を阻む“超ブラック素顔”

 昨年6月、闇営業が発覚して、所属していた吉本興業を事実上のクビになった雨上がり決死隊の宮迫博之。久しく芸能活動を自粛して、ボランティアに精を出していたが、今年1月29日にYouTube公式チャンネル「宮迫ですッ!」を開設するや、斬新な動画を続々投稿。7月5日、登録者数が100万人を突破した。

 YouTuber芸人といえば、キングコング・梶原雄太が「カジサック」の別名で芸人引退を賭けて2018年に開設した公式チャンネル「カジサックの部屋」がよく知られている。すでに総再生回数は7億4000万回を突破しており、一部では年収8000万円を超えたと報じられた。

 一方で、芸人史上最速で登録者数100万人を突破したのは、江頭2:50。そんな2トップを抑えて、芸人トップの登録者数260万人超えを達成しているのは、オリエンタルラジオ・中田敦彦。学習系動画「中田敦彦のYouTube大学」は、新型コロナウイルスのSTAY HOME中、さらに数字を伸ばした。

 “諸先輩”に比べると宮迫は、動画配信の世界では新人。だが、テレビタレントとしての知名度や露出はグンを抜いて高かった。

「すごいのは、関西の両巨頭の懐刀であり続けた点でしょう。松本人志の『松本家の休日』(朝日放送)、明石家さんまの『痛快!明石家電視台』(毎日放送)に出続けて、抜群の信頼を得ていました。そのうえで、99年に放送された連ドラ『美しい人』(TBS系)に初出演してから活動自粛になる前年(18年)まで、俳優としても活躍しています」(芸能ライター)

 宮迫ブランドを不動の地位にしたのは、バラエティ番組「ワンナイR&R」(フジテレビ系)シリーズ。山口智充とのデュオ・くずではヒット曲を連発し、04年に発売した3枚目のシングル「全てが僕の力になる!」は、オリコンのシングルCDランキングで1位に輝く大快挙だ。

 しかし、この大ヒットの裏では、神対応ならぬ“くず対応”をしていたという。

「デビュー曲の『ムーンライト』は山口が作詞・作曲し、『全てが僕の力になる!』は編曲までしました。相方だけに印税が入っていることに納得いかなかったのでしょう、ある日、宮迫は『俺、曲つくるわ』と言い出し、クシャクシャのレポート用紙に1行だけ詞を書いてきたそうです。それで、『あと、よろしく。作っても、一応俺の歌にしてな』と言い残したといいます」(前出・芸能ライター)

 お笑い芸人として、俳優として、シンガーとしても栄華を極めた宮迫は、令和突入と同時にYouTuberとしても成功した。その一方で、同じ不祥事で処分されたロンブーの田村亮ら“闇営業芸人”はすでに地上波で復帰を果たしている。宮迫だけが相変わらずテレビに出られないのは、オフホワイトどころじゃない、超ブラックな内面が影響しているかもしれない。

(北村ともこ)

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