ZOZO創業者で実業家の前澤友作氏が8月28日、Twitterにて詐欺撲滅を訴えた。「1000万フォロワーが近づいてきたからか、毎日のように前澤の偽アカウントが発生しては通報しての繰り返し状態になっています」と、お金配り企画を実行中である前澤氏のニセモノが連日発生しており、そのたびに対応に追われていることを明かした。
「少しでも日本を元気にとやっているのに、そこに便乗してくる詐欺行為は絶対に許せません」と憤慨して語気を強めた前澤氏は、本物と偽物のアカウントの見分け方を記載した画像付きで詐欺被害にあうことのないよう警鐘を鳴らすのだった。
現在横行している“前澤なりすまし詐欺”の手口とは一体どのようなものなのだろうか。
「前澤氏が以前より行っている“お金配り”ですが、企画が行われるたびに発生するこういった“なりすまし問題”は常につきまとってきました。前澤友作氏の名を騙って、開設したアカウントのフォロワー数を増やそうというとするイタズラレベルのなりすまし行為から、キャンペーンに当選したとユーザーにメッセージを送り、スパムリンクを開かせて、ネットバンクの情報を盗み取るような悪質ウイルスを送りつけるなど、詐欺の手法や目的はさまざまです」(メディアライター)
なかでも被害の声が多く挙がっているのはFacebookでの詐欺行為だという。
「前澤氏がキャンペーン企画で使用しているTwitterのアクティブユーザーは比較的若年層がメインとなっており、以前より頻出していた“ニセ前澤”を見極める耐性ができているユーザーが多いです。一方で、ユーザーの年齢層が高く、60代以上のユーザーも多く活用しているFacebookでは詐欺被害に遭ったという声が少なくありません。『お金配り企画に当選しました!振込みのために銀行情報を入力してください』などと、当選金の送金手続きというもっともらしい言い分を信じてしまい、口座情報やクレジットカード情報を送ってしまったという中高年層の被害が多発しています」(前出・メディアライター)
寄せられた詐欺被害の声に前澤氏は「Facebookでも前澤偽アカウントが発生しているようです。僕そもそもFacebookをやってないので、僕を語るアカウントは全て偽物です。皆さん、気をつけてください!」と呼びかけた。前澤氏の「お金配りで日本を元気に」という善意に便乗し、SNSを活用している中高年層を騙す悪質な詐欺は、絶対に許してはいけない卑劣な犯罪だ。
(浜野ふみ)