「ウーバーイーツ」売上トップ3を「からあげクン」が独占した2つの理由

 デリバリーサービス「ウーバーイーツ」の5月〜7月の売上トップ3をローソンの「からあげクン」シリーズが独占していることが明らかとなった。コンビニメニューが同サービスの人気商品となっていることに、ネット上では驚きの声が上がっている。

「7月時点でウーバーイーツの加盟店は3万店超あるとされていますが、そんな中から売上の1位に『からあげクンレッド』が、2位に『からあげクンチーズ』が、3位に『からあげクン レギュラー』がそれぞれランクインしました。ローソンは昨年8月に日本のコンビニエンスストアとして初めて同サービスを導入し、現在では12都府県での注文が可能となっています」(エンタメ誌ライター)

 ウーバーイーツでの“からあげクン人気”にネット上では、《ローソンくらいちょっと歩けばいくらでもあるだろうに》《からあげクンを配送してもらうためにからあげクンの値段と同じくらいの手数料と配送料を払うなんてバカバカしい》《からあげクン食べたいからウーバーに頼むなんて、そんなんただの金持ちたちの遊びやんけ》などの意見が見られた。

「からあげクンがウーバーイーツの配達で人気な理由は二つ考えられ、一つはローソンが8月18日に同サービス導入店舗が1000店を突破したと発表しているように、圧倒的な店舗数を誇っている点です。いくら個人店で爆発的なヒット商品を出したとしても、からあげクンに勝つのは簡単ではないでしょう。そしてもう一つの理由は、合わせ買いとしてからあげクンが選ばれていることにあります。ローソンではトイレットペーパーや電池などの日用品も配達対象商品となっていて、日用品が手元になくなったことで緊急的にウーバーイーツに注文するケースも少なくないといいます。ただ、700円未満の注文には少額注文手数料が取られてしまうため、日用品との合わせ買いでからあげクンが注文されているというわけです」(経済ジャーナリスト)

 からあげクンはついでに買いたくなってしまう商品なのかもしれない。

(小林洋三)

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