編集部を見渡すと、デスクの上にはウズたかく積み上げられたゴミの山。いや、ゴミではない。取材資料やゲラ、読者プレゼントの懸賞品……。編集者たちの血と汗の結晶の山だ。
でも、売ったらいくらになるのか。つい気になってしまう。かつて、このコーナーで中古誌「週刊アサヒ芸能」のお宝価格を調べたところ、90年6月7日号が4万500円の値をつけていたことがあるぐらいだ。そこで、今回は雑誌ではなく、アサ芸グッズのお宝価格を調査した。
例えば、毎号全員プレゼントしている表紙美女のクオカード。ヤフオクで最高価格をつけたのは、磯山さやかだ。19枚セットが1万4100円で落札された。増刊シークレット、月刊エンタメの兄弟誌も含めた枚数だが、そんなに表紙を飾ったのかと驚かされる。
同じ全プレでも増刊シークレットの等身大ポスターのほうが破格だ。吉木りさの極小水着が拝める1枚が2万7500円に。他にも岸明日香が3万円など、ヤフオクで軒並みプレミアが付いている。
ところが、最高値で取り引きされるのは、全プレより抽選で当たるアサ芸懸賞品。増刊シークレットで毎号、グラビア美女テレカが15名に贈呈されているが、Ramuが8万7000円で競り落とされていた。
編集部内のどこかにお宝が眠っている。ただし、売却がバレたら懲戒免職は必至。ヘタすれば窃盗や横領に問われかねない。一攫千金より真面目にコツコツ働くことにしよう……。