6月27日付でTBSの龍宝正峰氏(60)が新社長に就任すると、6日後に開かれた定例会見に合田隆信専務取締役と出席。晴れの舞台になるはずが、いきなりトホホな下半身トラブルで謝罪するハメに。
「『報道特集』などを担当していた渡部峻アナ(28)が泥酔し、杉並区の民家に上がり込んで小水を放ったため、警察官に保護されたと、『週刊現代』で報じられました。合田専務は『アナウンサーとしての自覚が足りない』と、厳重注意。当時の状況については、『一般の民家の敷地内ではなくて、玄関先と聞いております』と、排泄現場をわずかに軌道修正していました」(スポーツ紙記者)
龍宝社長も迷うことなく「喝!」を入れて、「一般の方にご迷惑をおかけしたことがすべて」と、神妙な面持ちで頭を下げた。
その点、テレビ朝日の定例会見は、ドラマや報道番組の視聴率が好調なので、どこか牧歌的な雰囲気。
ところが、10月29日に篠塚浩社長(62)や西新常務が出席した社長会見では、元ジャングルポケットの斉藤慎二(42)が不同意性交などの疑いで書類送検され、契約解除した吉本興業とどんな「対話」をしたのか、質問が飛んだ。それに対して西常務は、
「吉本興業側には、このようなことが二度と起こらないように要請を出した」
と説明。さらに各局で敬称の表記が分かれ、テレ朝は斉藤慎二「氏」と表記したことも話題になり、篠原社長がこう答えた。
「ルール上、書類送検の場合は『氏』であったり、肩書であったり、はっきり決まっているわけではありません。今回は総合的に判断し、『氏』にしたと聞いています」
こんな微妙なサジ加減まで、定例会見では行われているのだ。
テレビ東京では、昨年3月に放送した「激録・警察密着24時!!」で不適切な内容があったことが今年5月に発覚。公式サイトで謝罪する一幕があった。
「直後の定例会見で石川一郎社長(67)の言動に注目が集まる中、ミスを認めた上で、『もうやめます』と発言。19年間続いていた人気番組だっただけに、即終了の決断に驚かされました」(芸能記者)
厳しい一面を見せた石川社長だが、6月の定例会見では、上半期だけで女子アナの福田典子(33)、須黒清華(40)、松丸友紀(43)が退社することにエールを求められると、
「それぞれが次の自分の人生を考えて様々な決断をしたので、非常に頑張ってもらいたいということと、テレビ東京に長いこといたのであれば、テレビ東京のファンとしてずっといてください。帰ってきたくなったら言ってくださいね、とお伝えしました」
骨太のドラマ制作に定評があるテレ東だけに、意外と石川社長は人情派よろしく、温かく見守るタイプのようだ。
個性あふれる各局の「社長放言」を地上波で流せば、高視聴率も間違いなし!?
*週刊アサヒ芸能11月21日号掲載