「令和2年7月豪雨」と命名された豪雨災害は、九州地方に甚大な被害をもたらした。そんななか、また男をあげたのが「エガちゃん」ことお笑い芸人の江頭2:50だった。
7月9日、自身のYouTubeチャンネル「エガちゃんねる」にて、「江頭2:50からみんなへ。」と題した約1分30秒の動画を公開。被災地の住民を気遣ったうえで、「ニュースなどで情報をしっかり確認し、身の安全を第一に考えて早めに避難しようぜ!」などと呼び掛けた。そして最後には「最後にこれだけは忘れないでくれ!お前らは一人じゃないぞ。絶対に諦めるなよ。きっとこの先、楽しいことたくさんあるぜー!頼むぞー!」と絶叫コメントで動画をしめくくった。
あわせて、動画のテロップで《皆様からスパチャでお預かりしたお金と番組からと合わせて》と、100万円を被害にあった自治体に寄付することを発表したのだった。
この男気あふれる行動は複数のネットメディアで取り上げられ、「東スポweb」は同日夕方に「江頭2:50が九州豪雨被災地へ100万円寄付表明『絶対に諦めるなよ』とエール」と題した記事をアップ。その慈善活動を江頭2:50の神妙な顔つきの写真とともに、いち早くネット上で伝えていた。
この「東スポ」の記事に意外な反応を示したのが、当の江頭2:50だった。7月10日にこの記事を引用してこんなツイートをしたのだ。
「100万円寄付!! でもこのヤフーニュースの写真、公然わ×せ×罪で書類送検された時の写真じゃねーか?」
江頭2:50といえば、その過激な芸風から、“事件”に発展することもしばしば。2013年5月には東京都内で行われたDVDの発売イベントにおいて、ブリーフを脱ぎ捨てるパフォーマンスを披露。下半身を露出したまま客席にダイブしたことで、警察沙汰となってしまったのだ。おそらく「東スポ」はこの“モロ出し事件”の際の写真を使用したのだろう。前述の記事において、江頭2:50が珍しく(?)マジメな顔つきをしていたのは、反省の意を表していたせいかもしれない。これにはツイッターのコメント欄でも《職場で吹いた!いいことしているのに“反省顔”している理由がわかった》《服を着ている写真がないからでは?笑》といった爆笑コメントが寄せられていた。
「東京スポーツの報道で最近、話題を呼んだのが、宮迫博之さんとのやりとり。『手越&宮迫 危ない関係』と題した記事を宮迫さんがYouTubeで取り上げていました。その記事には、宮迫さんがかつて扮していたオネエ系のキャラ『春澪ちゃん』の写真が使われていて、『恥ずいんですよ!』と笑いながら写真のセレクトにケチをつけていました。この宮迫騒動が話題になったこともあって、今回の江頭さんの“書類送検写真”も『もしかしたら…』と勘繰ってしまいますよね」
ネットニュースゆえに拡散するのはあっという間。写真のセレクトには十分気をつけたいところだ。
(倉田はじめ)