7月9日にスポーツ紙などでいっせいに報じられた「直撃LIVEグッディ!」の打ち切り。同日発売の「サンケイスポーツ」は「バイキング3時間に拡大 10月改編から」との見出しのもと、「直撃LIVEグッディ!」が9月末をもって終了するとともに、安藤優子と俳優・高橋克実の両キャスターの“卒業”を伝えている。
「7月9日の放送では安藤優子さんがのっけから声を裏返してしまうというハプニングもありましたが、その後はいたって平常通りでしたね。7月10日のオンエアも、いつもより機嫌がよさそうでしたから、『打ち切りって本当かな…』と勘繰る視聴者も多いのではないでしょうか」(テレビウォッチャー)
打ち切り報道が事実なら、2015年3月にスタートした「グッディ」は5年半で番組の歴史を閉じることになる。開始当初は視聴率1%台をマークしたこともあったが、最近では「ミヤネ屋」に肉薄することもあったという。
「朝や昼の情報番組というのは、いわゆる“視聴習慣”になっていることもあって、他局の番組から視聴者をもってくるのは難しく、劇的に視聴率を上げるのは至難の業。それだけに、新たな番組をたちあげるよりは、『バイキング』の放送時間を拡大したほうが、リスクは少ないと言えます。裏を返せば、これまで『バイキング』を見ていた多くの視聴者が、放送終了後に『ミヤネ屋』などの他局の番組に流れていた可能性も否定できません」(キー局関係者)
安藤優子といえば、「FNNスーパータイム」で1987年からキャスターを務め、選挙特番などでも「フジの報道」を長年支えた功労者でもある。現在61歳で、「70歳まで現役」を公言しているだけに、9月末の「グッディ」終了を境にパッタリと姿を見なくなるのは寂しい気もするが……。フジテレビ関係者は打ち切り報道について「真偽は不明」としながらも、こう明かした。
「仮に『グッディ』が終わり、『バイキング』の拡大とドラマの再放送で枠が埋まっても、いきなり“切る”ということはしないでしょう。考えられる移籍先としては、BSで帯の情報番組を持っていただくか、もしくはいろんな番組に顔を出す“ノマドキャスター”への転身。いわゆるノマドワーカーのキャスター版ですね。たとえば立川志らくさんは、TBSの『グッとラック!』でMCを務めたあとで直後の『ひるおび!』に出演しています。MCとコメンテーターをハシゴするなんて過去には考えられなかったこと。安藤優子さんも遊牧民(ノマド)のように、『バイキング』や『とくダネ!』『Live News it!』といったフジの情報番組でキャスター兼コメンテーターとしてちょこちょこ顔を出すことになるのでは……。『Mr.サンデー』や『グッディ』に不定期で出演している木村太郎さんのようなポジションに落ち着くのではないかと言われています」
果たして「グッディ」打ち切りは現実となるのか。安藤優子の去就を含めて、今後も注目を集めそうだ。
(竹下光)