Uber「タクシー配車サービス」東京進出で注意すべき“乗客評価”システム

 米ウーバー・テクノロジーズは、タクシー会社「日の丸リムジン」「東京エムケイ」「エコシステム」の3社と提携して、7月3日から東京都内で配車サービス「Uber Taxi」をスタートさせた。

「Uber Taxiはアプリを利用してタクシーの配車依頼ができるサービスで、これまで大阪や京都、福岡など11都市で展開しており、いよいよ東京への進出となりました。新型コロナでタクシー業界は厳しい状況にありましたが、緊急事態宣言の解除によって通勤や仕事での利用が徐々に増えているといい、また国土交通省の特別措置によってタクシーによるフードデリバリーも可能になっていることから、今後、Uber Taxiの活躍の場が急増するかもしれません」(社会部記者)

 とはいえ、すでにリリースされている他社の配車アプリとは、いったいどこが違うのか。

「Uber Taxiにはクレジットカードなどの自動決済や到着時刻の共有、GPSを用いた追尾など様々な機能がありますが、最も特徴的なのは“相互評価システム”があること。Uberでタクシーを利用した場合、降車後にアプリで運転手の評価ができるんです。そのため、態度が悪かったり、運転が荒い運転手は評価が下がり、配車を依頼する際に低評価のドライバーを除外することも可能です」(ITジャーナリスト)

 ただし、である。乗客も運転手から評価されるので、マナーが悪いと配車されなくなるなんてこともあり得るので十分ご注意を。

(小林洋三)

ビジネス