「私事なんですけど…、今日はちょっとリズムがよくなかった〜と、反省してるんですけど。榎並（大二郎）くんもおかしかったよな？ なんか『離党』を『離婚』と言いそうになったり…なんかあった？」と突然、番組内で自身と榎並アナの“不調”を告白したのは坂上忍。仰天発言が飛び出したのは6月17日の「バイキング」（フジテレビ系）、その放送終了直前のことだった。これを受けて、芸能関係者が推察する。
「坂上さんが自分に“ダメ出し”するなんて珍しいですよ。その前日の6月16日に発売された『週刊女性』の記事が少なからず、坂上さんの心理的動揺を誘ったのか、と勘繰ってしまいますよね。記事によれば、坂上さんのパワハラがすごくて、2名のスタッフが休職に追い込まれたことと無関係ではない様子。これをフジテレビが重く見て、9月いっぱいで打ち切られることが決まったようなのです。フジテレビは完全否定していますが、この『打ち切り報道』にかなりショックを受けたのかもしれませんね」
そうなってしまうのも無理はない。坂上の「バイキング愛」は芸能界ではとくに有名で、今回のコロナ禍においても、《『バイキング』の場所に立ち続けていることに、どこかで違和感を覚え、座りの悪い状態が続いておりました》として自身の収入を全額寄付することをブログで明かしていた。「バイキング」のMCというポジションを守るために、寄付を決めたという見方もできる。もし打ち切りとなれば相当ショックなことだろう。
また、「バイキング」の終盤で、坂上が後番組の「直撃LIVEグッディ！」の安藤優子と“バトンタッチ”でやりとりを交わすのが恒例になっているが…。
「どんよりした顔つきの坂上さんといつも以上にハツラツとした安藤さんが対照的に映っていましたね。その日、坂上さんが赤いズボンをはいているのに目をつけた安藤さんは『坂上さんとあるものが一緒です。私も赤スカートなんです』と和ませていましたが、まるで『私だけは大丈夫』という自信が顔全体に表れているかのようでした。声もいつもより張っていた印象です。細かくは言えませんが、じつは『グッディ！』内部でも、雑誌記事の無断引用でクレームがついたりと、いろんな問題が噴出しているんです。それでもフジ内部で同番組だけは安泰と言われているのは、安藤さんの超VIP待遇があるから。坂上さんの出演料は番組予算から捻出されていますが、安藤さんの出演料は同じフジの予算内でも“別枠”から出ているともっぱら。つまり、高額なギャラを打ち切りや降板の理由にはできないということ。とはいえ、安藤さんは坂上さんとウマが合うようですから、今後も一緒に昼の帯をがんばっていきたいという気持ちは当然あると思いますよ」（番組関係者）
番組を始めて7年そこそこの坂上と30年以上にわたってフジの「報道の顔」を務めてきた安藤。キャリアの差は待遇にも表れているようだ。
（あまねかずこ）
