新型コロナ禍により2月29日から休園していたユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)が6月8日、ついに営業を再開した。6月19日を予定する一般営業に先立ち、8日〜14日の間は「大阪府在住の年間パスをお持ちの方」を対象に、事前登録制による“ソフトオープン”で営業していくという。
一般営業開始以降も当面は、年間パスの所有者か関西2府4県の在住者に限定。コロナ禍以前の状態に戻るのはまだしばらく先のこととなりそうだ。そんなUSJの方針に、東京ディズニーリゾート(TDL)のファンが戦々恐々としているという。
「TDLでは6月4日付現在の情報として、再開日は決定次第案内するとの表現にとどめています。そのTDLでは同じく日本有数のアミューズメントパークであるUSJの動向をチェックしているはず。そのためファンの間からは、TDLが千葉県にあることから、《営業が再開しても東京都民は遊びに行けないのでは?》と危惧する声があがっているようなのです」(情報誌ライター)
政府が示している「外出自粛の段階的緩和の目安では、6月19日に“ステップ2”として、千葉と東京を含む首都圏で都県をまたぐ移動が解禁される予定。これに従えば同日から東京都民がTDLを訪れることに問題はなさそうだが…。
「関西圏ではすでに6月1日から府県をまたぐ移動が解禁されていましたが、USJではすぐに全面オープンとはせず、まずはソフトオープンで様子を見る形。いきなり制限なしでの全面開園にしてしまうと、パーク遊びに飢餓感を抱いていたファンが殺到してしまうからではないでしょうか。同様にTDLでも6月19日になったからといって、すぐに全面再開とはならなそう。まずは千葉県民限定、次いで神奈川と埼玉を含む一都三県限定と範囲を広げ、夏休みを目途に通常営業に戻すという可能性が高そうです。ともあれ再開当初は“密”を避けるためにも、東京都民はぐっと我慢を続けることになりそうですね」(前出・情報誌ライター)
開園を焦ってクラスターが発生してしまっては元も子もないのは明らか。ここははやる気持ちをぐっと我慢して、元の状態近くに戻ることを祈るのが良さそうだ。
(北野大知)
※写真はイメージです