「白すぎっ!」松田聖子“デビュー40周年”に水を差した女優ライト騒動とは?

 今年4月にデビュー40周年を迎えた松田聖子(58)が9月30日、記念アルバム「SEIKO MATSUDA 2020」を発売した。同アルバムには、「赤いスイートピー」「瑠璃色の地球」「あなたに逢いたくて」など、往年の名曲がリバイバル収録され、さらには、貴重なインタビューなどのスペシャル映像を収録したDVD特典もあり、ファンにとっては、まさに垂涎のアルバムとなることは必至。

 そんなこともあり、本人を含め製作サイドも、今回のアルバムに対する思い入れはひとしおのようで、

「普段は音楽番組以外、テレビに出ない松田ですが、今回は9月27日に放送された音楽バラエティ番組『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)を皮切りに、29日にはフジテレビの『めざましテレビ』(フジテレビ)、アルバム発売日の30日には日本テレビの『スッキリ』にも出演。他局でも事前収録したコメントを流してアルバムを大々的に紹介するなど、プロモーション活動にかける意気込みがうかがえました」(週刊誌記者)

 ところが、皮肉にもそんな時に限って予期せぬアクシデントが……。前出の記者が語る。

「『関ジャム 完全燃SHOW』では、スタジオに関ジャニ∞のメンバーをはじめ、古田新太やサバンナの高橋茂雄ほか、音楽プロデューサーなどが集まり、松田が彼らからの質問に答えるVTRが流れたのですが、どうしたことか、インタビュー映像のライティングが余りにも強すぎた。で、さっそくSNS上では、《聖子ちゃん、白っ!》《光りすぎて良く見えん》《せっかく、貴重な話をしているのに、光が強すぎて話が入ってこない》と、本題よりそちらのほうが話題になってしまったんです。しかも、その”強すぎるライティング”が次の日の『めざましテレビ』『スッキリ』でも同様の映像が放送されたため、SNS上では、アルバムそっちのけで『ライト当てすぎ騒動』として盛り上がってしまったんです」

 永遠のアイドルと言われた松田も現在58歳。さすがに、番組制作側が多少の“配慮”をしても致し方ないと思われるが……。

「昔から、女優や女性タレントの顔のシワやシミを飛ばして、きれいに見せるために照明を強めにあてることを“女優ライト”と呼ぶんですが、これは、スタッフが気を遣って用意する場合と、本人、あるいは事務所の希望で設置されるケースがあります。今回の場合、他局でも同じような『女優ライト』が使われていたことを考えると、松田サイドが希望したと思われますが、やり過ぎるとかえって不自然さが際立ってしまいますからね、今回のケースはまさに”照明演出”が裏目に出たというケースでしょうね」(前出・週刊誌記者)

 同記者によれば、芸能界では今も、「右顔からの撮影だけにしてほしい」「下アングルからは撮らないで」などと注文をつけてくる女性タレントは多いそうだが、

「最近では、昨年末の『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)に出演した中山美穂の両側に真っ白に光るポールを立てたことで、中山の顔がハレーションを起こして顔が真っ白になってしまい、案の定、ネット上では《ライトの当て方が激しいけど、もしや美肌ライト?》《シワ飛ばし過ぎ。そんなんしなくてもかわいいよ》など、ちょっとした騒動にまで発展したこともありましたからね。これなどは、まさに制作側が忖度したために起こってしまった悲劇と言えるでしょうね」

 かつて、女優の斉藤由貴は、年齢を重ねても美しさを保つ秘訣について『照明さんが女優ライトをそこに置いてくれてるから』として、『(女優を貶めるには)刃物はいらぬ、照明ひとつを消せばいい』という名言を放って話題となったが、結局は、何事も「過ぎたるはなお及ばざるが如し」ということか。

(灯倫太郎)

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