「しっかりプレーして、結果で取り返せるように頑張る」
新型コロナウイルス感染から回復を遂げた阪神・藤浪晋太郎投手が4月23日、謝罪会見に臨み、改めて復活を誓うとともに、感染の原因と言われる食事会への参加について、「非常に軽率でした」と頭を下げた。
「実際、藤浪ら3人の選手感染によって、阪神のチームメイトは一時、練習もできなくなるほどの大迷惑をこうむりました。24日から自主練習を再開すると発表しましたが、今回の新型コロナに関しては、いったんは陰性と診断されながら、『再陽性』が出てきたりと、いまだ不明な点が多すぎることもあって、当面はランニングや体幹トレーニングで基礎体力をつけていくことになりそうです」(球界関係者)
藤浪のションボリ顔とは裏腹に、元気なのが阪神と並ぶ「球界の雄」巨人軍ナインだ。スポーツ紙のデスクが語る。
「去る4月18日には巨人の練習場に出入りしていた嘱託スタッフの感染が確認されましたが、ナインはいたって冷静。明るく練習に取り組んでいますよ。というのも、すでに早い段階から巨人はマスコミの取材をシャットアウトして非公開にしたり、練習器具をこまめに消毒するなど、感染予防にひときわ気を使っていました。選手間でもソーシャル・ディスタンスを心掛けていますし、不要不急な外出がバレようものなら“アベノジゴク“とも呼ばれる阿部慎之助二軍監督のシゴキが待っていますからね。チーム一丸となって練習に取り組んでいますよ」
そんななかで「報道陣シャットアウト」の練習場内からは、89代目の四番・岡本和真の「異変」に関する情報が漏れ伝わってきたという。
「岡本といえば、年上の選手からも『岡本さん』と呼ばれるイジられキャラ。そんな岡本さんのトレードマークといえば、豪快に伸びた鼻毛。シーズン中でも鼻毛を伸ばしまくっていることで知られています。よくチームメイトから突っ込まれていますが、あるベテラン選手にいたっては、岡本さんの鼻毛を抜くことに至上の喜びを感じるそうです。ところが最近は、めっきり鼻毛を見る機会が減ったのだとか。おそらく、鼻毛を伸ばしていると、またチームメイトが寄ってきて、“濃厚接触”を招きかねない。感染リスクを少しでも減らそうと、岡本さんにしては珍しく鼻毛をしっかりとカットしているのではないか。そんな情報もあって『さすが岡本さん』と男を上げているそうです」
「巨人は紳士たれ」は故正力松太郎オーナーの言葉だが、今後も若き四番の鼻毛エチケットに注目が集まりそうだ。
(渡辺俊哉)