”ウイルス扱い”で「コロナ家出」も…イライラ離婚を招く絶対NGな行動とは

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、在宅勤務や不要不急の外出自粛が要請され、夫婦で過ごす時間が増えた家庭が急増。これによりストレスを抱え離婚危機に陥るケースが多発しており、”コロナ離婚”というワードがツイッターのトレンド入りを果たすなど大きな話題となっている。

 果たしてどのような言動が「コロナ離婚」の危機を招いてしまうのか。「#コロナ離婚」と投稿する人たちにその理由を聞いた。

「旦那はテレワーク中なのですが、1日の仕事時間は2〜3時間程度。それ以外はほとんどテレビの前のソファに座ったきりで、家事の手伝いや子供の面倒を見るでもないくせに、『あれ取って、これやって』と雑用をさせられる。一緒にいることが苦痛に感じるようになってしまったので、なるべく同じ部屋にいないようしています」(50代女性=結婚20年目)

 1つ目のケースは、こうした夫が家事を手伝わないパターンだ。そして2つ目のケースは、手伝ったことに妻が文句を付けてくる以下のようなパターン。

「専業主婦の妻が私のすることにいちいち文句を付ける。『どうして洗剤の置いてある場所も分からないの?』『洗濯物のたたみ方が雑』『私がやった方が早い』等々…。こっちは仕事をしながら手伝いもしているのに、いちいち上から目線で説教されて、妻のどこが好きで結婚したのかわからなくなってきた」(30代男性=結婚5年目)

 ケース3は、 妻がコロナに神経質すぎるといったもの。

「もともと妻は神経質な性格だったのですが、新型コロナの流行をきっかけにその傾向がさらに強まりました。近所のコンビニに行く程度の外出でも帰ってきたら必ず風呂に入ることを求められるし、子供と触れ合う際にはそのたびに除菌スプレーを全身に吹きかけられ、まるでウイルス扱い。ストレスが限界を迎えたので家を出ました」(40代男性=結婚12年目)

 家庭によって離婚したい理由は様々だが、コロナ離婚を避けるためにはどうするべきなのだろうか。

「コロナ離婚が増えているのは、夫婦の時間が増えたことによってお互いの価値観の違いが鮮明になったことが原因と思われます。身近だと思っていた相手の違う一面を見たことから不満が溜まっていって気まずい空気に陥ってしまう。こういう時に、距離を取るのが最も悪い行動で、なるべくお互いにコミュニケーションを取り合い、相手がどう思っているか、どうして欲しいかを理解することが大事になります。今はみんな心がギスギスしていますから、お互いが思いやりを持つことが必要でしょう」(家庭問題に詳しい専門家)

 今は家族の絆を確かめ合う時と捉えて、助け合いの精神でこの「コロナ危機」を乗り越えようではないか。

(小林洋三)

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