意外な場所に“密集”が!行ってはいけない郊外「メガクラスター」危険地帯

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため緊急事態宣言が発令されてから初めてとなる先週末。東京都では小池百合子都知事が不要不急の外出自粛を強く訴える中で、ツイッター上では吉祥寺の商店街が人で溢れているとの報告が相次ぎ、ネット上ではそれらの行動を疑問視する声が相次いだ。

「東京都では4月4日に1日の新型コロナ感染者数が100人を超えると急速に感染拡大を続けており、10日には小池知事が緊急事態宣言に伴う休業要請を表明、11日土曜日には閑散となった渋谷や新宿の様子が各メディアで報道されていました。しかし一方、仕事で吉祥寺を訪れたという人たちなどから《吉祥寺のサンロードめっちゃ人いる》《メンチカツが人気の某肉屋は普通に今日も行列ができてる》などとツイートが多く寄せられていたのです」(ネットライター)

 これにネット上では、《23区外は東京じゃないとでも思っているのか》《不要不急の意味が理解できていない》など厳しい指摘が相次いでいる。

「渋谷、新宿、池袋など都心の繁華街では営業自粛によって多くの店が閉まっていたため、閑散となるのは当然の話。しかし、23区を取り巻くベッドタウンの繁華街には平常通りに開いている個人店も多く、また食材を購入する人々により、いつも通り混雑しています。ましてや運動不足解消のためなのか、あまり遠出ができないこともあって、土曜、日曜は家族総出で買い出しに行く様子も多々見受けられ、スーパーや地下の食品売り場もごった返している。現時点で郊外の感染者は比較的少ない状況にありますが、今後、クラスター感染が続発する可能性が大いにあるのでは」(タウン誌記者)

 東京中野の江古田病院で発生した「クラスター」による感染者数は4月13日時点で92人。こうした大規模な「メガクラスター」は、病院でなくても十分に起こりえる。地下の食品売り場など、状況によっては病院以上に危険な「3密」になりかねないからだ。

 より早いピークアウトのためには、やはり各自の意識が必要だ。

(小林洋三)

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