韓国の文在寅大統領は3月1日、「三・一独立運動」の政府式典で演説し、新型コロナウイルスの感染拡大する中、日本に対して「共に危機を克服しよう」と協力を呼びかけたが、これにネット上では猛反発の声が溢れ返っている。
文大統領は演説の中で日韓関係について「過去を直視してこそ傷を克服できる」と主張したものの、お得意の日本批判は封印。新型コロナウイルスの感染拡大について「国境を越えた協力の必要性を痛感した」と述べ、「最も近い隣国」である日本に「共にこの危機を克服し、未来志向の協力関係へ努力していこう」と訴えた。
「韓国では『新天地イエス教会』の集会に参加した信者を中心に新型コロナウイルスの感染が拡大し、韓国政府が3日に発表した国内感染者数はついに5000人を超え、中国に次ぐ感染国となっています(クルーズ船を除く日本の国内感染者数は260人)。2日から3日までの1日で感染確認者が851人増加するなど急速なスピードでウイルスが蔓延しており、不測の事態が起きた場合は日本からも支援をもらいたいのが実情でしょう」(韓国事情に詳しいライター)
しかし、日本のネット上からは《確か韓国はNO JAPAN運動を継続中でしたよね。お互いに関わらないことが一番ではないか》《この1年韓国が日本にしてきたことをもう忘れているのか?都合がよすぎ》《困ったらすり寄ってきて、危機を脱したら反日に戻るいつものパターン》など、厳しい意見が相次いでいる。
文大統領の演説は韓国国内でも《日本からアビガン(抗ウイルス薬)の提供を期待しているようだが、日本製品は不買にするんじゃなかったのか?》など疑問の声があがっているという。もしコロナ絡みで韓国から何らかの要請があった場合の日本政府の対応に注目だ。
(小林洋三)