2月16日に放送された欅坂46の冠番組「欅って、書けない?」(テレビ東京系)で、グループの副キャプテンである守屋茜が、思わず涙する場面が見られた。
同回では「バレンタインチョコで1期2期の関係性を知ろう!」と題し、2期生メンバー9人がそれぞれ義理チョコ3つと本命チョコ1つの計4つを1期生メンバーを選び、渡す企画を放送。
キャプテンの菅井友香が計8個の義理チョコを獲得する無双ぶりを見せたが、対照的な結果となったのが副キャプテンの守屋だ。
順調に2期生からのチョコが1期生に渡されていき、チョコが残り1個しかないというタイミングで守屋は齋藤冬優花とともにMCに呼ばれ、ひな壇からスタジオの前へ。チョコをもらえる見込みがあると思っていた後輩たちはすでにチョコを渡し終えていたことで最悪な結末を予感していた守屋だが、その予感は的中。残り1個のチョコは齋藤の元へと渡った。
1期生では唯一のチョコ0個に終わり、守屋も必死で笑顔を取り繕うも、悲しみからコメントすることができず、次第に涙目に。守屋の負けず嫌いな性格を今まで散々いじってきた番組MCである土田晃之とハライチ澤部佑の2人も、今回はただならぬものを感じて、イジるにイジれない空気となっていた。
このあまりに残酷すぎる結果にファンからも「さすがに守屋さんだけもらえないのは可哀想」「こんなの誰だって泣くわ」「キャプテンがやたら優しいから、あえて副キャプテンのあかねんは2期生に厳しく接したりとかしてたんだよ、きっと!」など、守屋をフォローする声が殺到した。
しかし、この結果はむしろ守屋にとってかなりおいしいのでは? といった声も見られている。
「お姉さんグループの乃木坂46の冠番組『乃木坂工事中』(テレビ東京系)でも、後輩メンバーが1期生メンバーにチョコを渡すバレンタイン企画を過去に放送していますが、その16年2月放送回で今回の守屋のようなポジションとなったのが現エース・齋藤飛鳥です。乃木坂のバレンタイン企画では『この子からはもらえる』という自信がある場合は、もらう側である1期生メンバーは立候補して名乗り出るというシステムになっており、親しい後輩が多い齋藤は何度も立候補するも残念なことに1個ももらうことができなかったため、号泣していました。しかし、昨年7月に放送された音楽番組『JAPAN COUNTDOWN』(テレビ東京系)で、齋藤は自身の人気が出始めたきっかけについて同企画を挙げており、『フラれまくって悲しくなったんですけど…あとあと考えると、握手会で列が増えたりしたきっかけがたぶんあそこなんですよ』とバレンタイン企画で悲劇のヒロインとなった後の反響の大きさについて明かしています。守屋に関しても“チョコが0=嫌われている”というわけではないことはファンも痛いぐらいに分かっていますから、見ていて酷な映像であっただけに握手会で早く励ましてあげたいというファンは多いはずです」(アイドル誌ライター)
今回はさぞ悔しい思いをしただろうが、これをチャンスに変えて、齋藤飛鳥ばりの人気者になってくれることに期待したい。
(石田安竹)